YAのNews Roomに地元紙「Fresno Bee」の今シーズンのヨセミテの蚊についての記事が掲載されています。
DEETの話、西ナイル熱の話、ロッククライミングで友人のロープを掴んで支えていたら、腕が蚊に覆われたという話など、、、。
ロッジポールパイン林の変色
NPSのDaily Reportが、Tuolumne Meadows周辺で、「 lodgepole needle miner(松葉の鉱夫)」と呼ばれる小さなガ(蛾)によってロッジポールパイン林の変色が進んでいると報じています。
みなさまもこれはと思うエリアがありましたら、ご報告ください。
ミラー・レイク
ヨセミテ国立公園の中で、意外に「行ってみたい」と要望の高いのがミラー・レイクです。「湖」という名前から、きれいな水に、山が美しく映っているというイメージがあるのかと思います。実際には、これは「湖」ではなく、「プール」(池、水溜り)に近い状態のもので、夏に行っても水がない場合が多いです。上の写真は、昨年2004年8月上旬に訪れた時のもの。まったく水がなく、池底を歩いてました。
この写真は、ほぼ同じ場所から、つい先日2005年7月7日に撮ったものです。今年は雪解けが遅く、水もまだたっぷり残っている様子。この時期にこれだけの水が残っているのは久しぶりだと思います。
ソーダ・スプリングス
Soda Springs
ソーダ・スプリングスは炭酸水の泉です。ハイカントリー、トゥオロミー・メドウズのビジターセンターから約20分ほどのハイキングで草原を縦断して行けます。
地面が赤いのは水の中に鉄分が多く含まれているからで、すこし口に含んでみると炭酸水のシャワシャワした感覚と鉄さびの味が感じられます。
カリフォルニアトンネルツリー
California Tunnel Tree
マリポサグローブにある、ジャイアントセコイア「カリフォルニアトンネルツリー」です。
この木には1895年にトンネルが空けられました。
これよりもさらに大きな、(馬車や自動車が通れるほどの)トンネルを空けられた「ワワナ・トンネルツリー」は森のさらに標高の高いところにあるため、長期間雪に閉ざされてしまうからという身勝手な理由からでした。
「ワワナ・トンネルツリー」は1968-69の冬の間に倒れてしまい、いまでは「カリフォルニアトンネルツリー」だけが唯一のトンネルツリーということになります。
この木はこの森の一番の巨木「グリズリージャイアント」のすぐそばにあり、パーキングから徒歩で30分程度でやってくることができます。
ラフティング
Bear Canister
Bear Canister(熊缶)による食料の保存は、ヨセミテでのBackpackingでは、ほぼ義務化しています。写真は幾つかの製品を並べて撮影したものです。黒いのは、ヨセミテで貸してもらえる、Garcia社製のものです。このサイズは、2人で一泊の場合、かなりスペースが余ってしまいます。そこでストーブその他のものを一緒に詰めることになります。しかし二つほど問題点があります。一つはその重量(2lb. 12oz.)、そして大きさです。特に小ぶりのパックにはうまく入らず、外にぶら下げる事になります(あまりクールではないですね)。ところが、最近待ちに待った一泊用のモデルがBearValut社からでました(写真左、透明の缶)。これはG社製より1ポンドほど軽量で、かつパックに簡単に入る注目の一品です(注意:ヨセミテでは条件付で許可となっています)。
アムトラック/サンフランシスコ
Amtrak/S.F.
サンフランシスコからヨセミテに行く方法のひとつにAmtrak(鉄道)を使う方法があります。
サンフランシスコ・フェリーターミナルビル南にあるAmtrakステーションです。
ここには鉄道はなく、ベイブリッジを渡った対岸にあるEmeryville駅への連絡バスが発着します。
蚊よけスプレー等
蚊の話が増えてきましたので、蚊よけ関連製品を幾つかご紹介。左から、蚊よけ成分の入った日焼け止めクリーム(SPF30)、手動霧吹き型スプレー(液体)、ガス使用のスプレー(液体)、スティック(固形)です(右端は単三電池)。全てにDEET(N,N-diethyl-m-toluamide)が入っています。DEETを使った製品は私の経験では、シエラの蚊には確実に効きます。
以前(7~8年前)、DEETなしの、柑橘系成分を使った乳液を使ったところ、全く効かずボコボコに刺されました(新製品は試していません)。
服にかけるのはちょっという方は、肌に薄く塗っておくのも技です。特に肩が良く刺されます。
【注意】Holiday weekendの交通
今週末および独立記念日の祝日は来園者の集中が予想されるため、NPSでは
・できるだけマイカーをさけ、バスでの来場を
・9時以前の入場、18時以降の退場
・ヴァレー内、ワワナ〜マリポサグローブはシャトルバスを利用
を勧めています。
(筆者注)
混雑がひどいと、日帰り客(園内もしくはヴァレー内に宿泊予約のないビジター)のクルマでの入場が制限される可能性があります。ご注意ください。