Yosemite in winter

冬のヨセミテ渓谷
冬は最も静かで、厳かなヨセミテの姿と出会えるシーズンです。他のシーズンとは違う風景、楽しみ方があります。ぜひ冬のヨセミテも心ゆくまで楽しみましょう。
■どうやって行く?
アムトラック(鉄道)、VIAバス、パーラーカーツアーズのバスなどは、冬シーズンも運行されているため、特別に備えをする必要はありません。
自家用車やレンタカーで行かれる方は、道中のルートの凍結や積雪に十分ご注意ください。チェーン規制も行われますので、チェーン準備が必須です。サンフランシスコ・ベイエリアからは120号線(Manteca-Oakdale経由)はアップダウンがきついため、冬シーズンは天候の影響を受けることが多いので要注意です。140号線(Mariposa-El Portal経由)は比較的マシです。
■行動範囲は
例年11月〜5月中旬まで、グレイシャーポイントロードとタイオガロード(クレーンフラット以東の120号線)が積雪のため閉鎖となるため、観光客の現実的な活動範囲はヨセミテヴァレー地区とワワナ地区(マリポサグローブを含む)だけとなります。それ以外は山スキーを履いていくことになりますね。
■宿泊は
ヴァレー内のアワニーホテル、ヨセミテロッジは通常通り営業です。カリービレッジは冬期休業したり、一部の施設を休業することがあります。カリービレッジのキャンバステントキャビンは冬期営業用にはヒーターが入っています。
ヴァレー内のパインズキャンプ場は365日営業しています。スノーキャンプを楽しみたい方はどうぞ。
ゲートの外のEl Portalの2軒のロッジ(Ceder LodgeとYosemite View Lodge)も変わりなく営業しています。
■服装・装備など
冬のヨセミテヴァレーは最低気温が氷点下になりますが、マイナス5〜10度くらいなので、長野の志賀高原あたりと同じと考えてよいでしょう。毛糸の帽子、マフラー、防寒ジャケット、セーター、暖かい手袋、長ズボン、アンダーウエア、スノーブーツなどの準備が必要です。
雪のハイキングを積極的に楽しもうという場合には雪山用スパッツなどもあるといいですね。
■楽しい活動
冬の時期はクロスカントリースキー(軽くて扱いやすい歩くスキーです)のレンタルや、ガイドツアーなども行われます。 またバジャーパス(グレイシャーポイントロード近く)にはスキーのゲレンデ、カリービレッジにはスケートリンクもオープンします。これらも冬ならではの活動です。
これら現地ツアー・アクティビティの案内はこちらです。「Winter」のところをご覧ください。
(写真は米国国立公園局のものです)

ジョン・ミューアは、1838年4月2l日、スコットランドのダンバーで生まれた。農夫、発明家、牧夫、ナチュラリスト、探検家、作家、そして環境保全主義者と多彩な顔を持つ。11歳まで海岸沿いの小さな町で暮らしていたが、1849年、ミューア一家は合衆国に移民することを決意。まず、ウィスコンシン州のファウンテンレイクに、そして後に、ポートエイジ近くのヒッコリーヒルファームに移り住んだ。
1941年日米は開戦。西海岸では日系人11万人が適性外国人と見なされ、強制収容所へ送られた。チウラもタンフォラン収容所に送られるが、「いかなる状況下にあっても、教育は食糧同様に重要だ。なかでも芸術は、もっとも建設的な教育だと信じる。」との信念のもとにミネ大久保、日比松三郎・久子夫妻などとともに「タンフォラン美術学校」を収容所内に創立した。同美術学校には6歳から70歳以上、600人もの人たちが受講したという。その後トパズ収容所に移り、そこでも美術学校を開校する。


