Apple社の次期OSであるMacOS X”Tiger”に搭載される強力な検索機能”Spotlight”
を紹介するサイトで、検索キーワードに”Yosemite”が使われています。
http://www.apple.co.jp/macosx/tiger/spotlight.html
http://www.apple.co.jp/macosx/tiger/theater/spotlight.html
昨日サンフランシスコで行われたスティーブ・ジョブスCEOによる基調講演(WWDC2004)でもこの機能のデモがあり、キーワード”Half Dome”を入れるとヨセミテのMapが現れました。ストリーミング放送で見られます。
http://www.apple.com/quicktime/qtv/wwdc04/
(経過53分ごろ)
月: 2004年6月
Half Dome
つい先日、掲示板に登場した少年Climber: Scott君のニュースが、
今朝のSan Jose Mercury新聞にありました。
The sheer granite face of Half Dome towers 4,400 feet over Yosemite Valley
like a dare. Climbers who accept that dare average three days to scale the
steep “Death Slabs'” and ascend Half Dome’s Regular Northwest Face, the
route first conquered in 1957. Scott Cory, 14, of Brentwood, bagged it
Thursday. Took him half the day. It was good training. Tagged with
the nickname”Spider Boy” for his feats on rock, Scott holds claim as
the youngest climber ever to achieve one-day summits of Half Dome and
“The Nose” of El Capitan. Now comes a more grueling challenge.
Later this year, he will attempt to tackle both routes within 24 hours
to become one of 15 people, and by far the youngest, to achieve
the storied “Yosemite Double…” (中略)
On Thursday, Scott ended the Half Dome climb worn out — not so much
from the seven-hour ascent of the granite wall, but from the seemingly
interminable three-hour hike down.
来年(2005)はHalf Dome初登頂から130年目に当ります。
“The first known non-indigenous man to conquer Half Dome was George
Anderson on Oct. 12, 1875.”
国立公園の餓死
この夏国立公園での休暇を予定している人たちは、第二のプランが必要かも。
ブッシュ政権は$600 million(約600億円)という国立公園の大幅な予算削減を要求している。しかもホワイトハウスはパークサービスにあてた内部メモで国立公園の指導監督者に、予算「削減」という言葉を使わず、財政抑制によるサービスレベルの「調整」と呼ぶよう指示を出している。例えば北東地域の指導監督者は、「公共または政治的論争を作らないよう、できるだけの「調整」をするように」と忠告を受けている。
推薦されている「調整」には祝日のビジターセンターの閉鎖、ビーチの救助員の削除、レンジャーがガイドする全ツアーの廃止、そして毎日曜日/月曜日に公園を閉鎖する、などが盛り込まれている。
皮肉なことに、国立公園サービスは旅行業界と共同で「アメリカの国立公園を見よう!」キャンペーンを開催している。
ブッシュ大統領の2000年の大統領選挙時の誓約「国立公園の復興と更新」とはかけ離れた内容だ。すでに国立公園の予算からはホームランドセキュリティーとしてダムや国境、歴史的場所を護衛するのに$50 millionの追加出費があり、それに当てる追加予算のリクエストは議会に持ち込まれてはいない。
国立公園警察の長、テレサチェンバースは、この予算「調整」が警務にとってどれだけ痛手かを公言した結果、去年12月から彼女は定職処分を受けている。「公園予算についての真実を口にすれば仕事を失うぞ」という警告に他ならない。
サンフランシスコを拠点とする環境保護団体、シエラクラブの隔月刊誌、シエラマガジンより抜粋。
カシドラルピーク&レイクス
Cathedral Peak & Lakes
Tuolumne Meadowsからの一日ハイキングコースです。
Tioga Road沿いの「Cathedral」トレイルヘッドまでは夏の間はシャトルバスが出ていますし、ジョン・ミューア・トレイルをヴァレーに向かって歩いてもいいです。トレイルヘッドからCathedral Lakesもよく整備されたトレイルでたくさんのバックパッカー・ハイカーと出会います。
Cathedral LakesからCathedral Peakにははっきりとしたトレイルはありません。(どこでも歩けます。)Peakに登るのはクライミング装備+技術がいりますので、眺めるのみ。
反対側にはBudd Lakeがあります。写真には写っていませんがここからはUnicorn Peakも近くに見えます。でもやはりあの尖ったPeakに登るのはクライミングの領域。眺めるのみです。
この湖からの小川に沿って下山ですが、時々トレイルを見失ったりするのですが、そのうちジョン・ミューア・トレイルと合流してTioga Roadに出ます。
Halfdome Hikers Club
今シーズンも続々と「Halfdome Hikers Club」への登録希望のメールをいただいています。今シーズンに入ってすでに9名(組)の方を登録しました。今日も3名の方を登録させていただきましたのでご確認ください。
これからハーフドーム登山を予定されておられる方は気をつけて登ってくださいね。登録の方もお待ちしております。
Halfdome Hikers Clubのサイトへ
Mt. Dana
【写真】Tioga 料金所から見たLying Head(左)とDana(右)。実際に見るDanaはかなり聳え立っています(晩秋に撮影)。
【解説】
公園の東端に位置するMt. Danaは標高3,900メートル(標高13,057ft.)ほど、Mt. Lyellに次ぐYosemite公園で二番目に高い山です。アプローチの良さもあり、Mt. Hoffmannに並んで人気があります。夏には頂上直下でSky Pilotの花が見れます。
【トレイル】Tioga 料金所(9,900+ft.)の真横から歩き始めます。メドウを東側に越え少し進むと、やがて登りが始まります。1,700ft.ほど上るとケルンのある台地状(六合目くらい)のところ[写真下]に出ます。
ここは既に樹林帯をはるかに超えており、荒涼としたところです。此処からはトレイルがやや判然としなくなりますが、頂上との間には視界をさえぎるものは何もないので、天気さえ良ければ迷う事はまずありません。 最後の500ft.ほどは傾斜がやや急ながれ場なので、少し注意が必要です(特に下り)。 片道2.5マイル(プロットはGPSによる測定結果)。登山の際は高度障害に注意してください。
【雑学】 ”Every tourist who wishes to make himself acquainted with
the high mountain scenery of California should climb Monunt
Dana; those who ascend no higher than the Yosemite and
never penetrate into the heart of the mountains, should never
undertake to talk of having seen the Sierra Nevada…”
J. D. Whitney著「The Yosemite Book」より。
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Mt.Dana
マウント・ディナ頂上からの眺めです。Mt.Florence(3829m),Mt.Clark(3512m)などの方面を望んでいます。これは1998年の8月上旬の写真ですが、この時期残雪がまだたっぷりありました。
Nevada Fall
ネヴァダフォールはヴァーナルフォールの上流約800mのところに位置します。
この滝は年中枯れることがありません。
ミストトレイルで滝の上まで登ることができ、滝の落ち口近くまで柵もなく行くことが出来ます。(要注意)
この滝を最も美しく眺望できるのはジョンミューアトレイルからです。
スピード違反に御注意
公園内はレンジャーがスピード違反の取締りを行っています。
道路を横断する人や路肩駐車からの出入りが多そうな、人と車が混在する区域は、25マイルに規制されており、人が飛び出してくる危険性がある危険なエリアですので、十分な注意が必要です。そして、このエリアでネズミ捕りを良く見かけます。夏の昼間、ランバートドーム頂上から、この様子が双眼鏡で良く観察できます。
先週まで、さすが国立公園、危険な地域を重点的に監視する合理的なすばらしいシステムだと感心していました。
しかし、先週末の深夜、私は何とバレー内の35マイル規制エリアで捕まりました。確かに昼間は、観光客が頻繁に道路を横断する可能性がある要注意エリア。しかし、時間は真夜中、人っ子一人いないというのに。個人的には、真夜中にそんな所を35マイルで走る奴がいるか、レンジャーが罰金を集つめのネズミ捕り等するな、と言いたいような場所です。頭に血が上ってましたので、かなり強気な交渉で徹底的に粘った結果、身元確認のみで無事解放されましたが、30分は無駄にしてしまいました。
ネズミ捕りは25マイル規制エリア以外でも行われています。どんな状況であっても、法定速度を遵守しなかった私が悪かった訳で、皆さんも十分注意して安全運転を心がけましょう。
Mt. Hoffmann
ヨセミテ公園のほぼ中央に位置し、頂上からは360度の大パノラマを楽しむことができます。
【標高】10,850ft
【ルート】南斜面ルート:2級、斜面へはTioga RoadもしくはMay Lakeよりアプローチ
(「The High Sierra」 R.J. Secor著より)。
【コメント】最も一般的なルートはMay Lake トレイルヘッド(8,800ft.付近)から始まります。
May Lakeまでは普通のトレイル歩き。湖の西から、かなりはっきりした踏み跡が
(南斜面を通り)頂上付近までついています。 頂上直下30メートルほどが2級の岩場歩きとなります。
片道3マイル強ほど。詳しい登山記が 「★ヨセミテ・ハイキング」にあります。
【雑学】山名は、初登頂したWhitney測量隊のメンバーの名前をとって付けられました。
Brewerは手記「Up and Down California in 1860-1864: The Journal of William H. Brewer」の中で、
こう綴っています。
“June 24 we climbed a peak over eleven thousand feet high, about five miles from camp,
which we named Mount Hoffmann,after our topographer. It commands a sublim view.
Perhaps over fifty peaks are in sight which are over twelvethousand feet, the highest rising
over thirteen thousand feet.(中略) The scene is one to be remembered for a lifetime”
【写真】May Lake東岸からみたMt. Hoffmannの前衛峰。左側を回り込んで登っていきます。