火曜日ごろ嵐が通過しヨセミテには雪が降りましたが、所詮5月、あっという間に消え去ってしまったようです。
South Fork Tuolumneの滝は水量がぐんと落ちてしまいました。Tenaya Lakeの湖面はかなり低いように見えました。
雪が少ないといってもまだ5月中旬。朝のTioga Rd.沿いの気温は零度付近でした。
Olmstead Pt.よりClouds Rest・Half Dome方面。
Half Domeトレイルの最後の部分には雪はなさそうです。
Tenaya Lake。先週は半分ほど雪に覆われていましたが、今日は跡形もありません。
Lower Cathedral LakeとCathedral Peak。
Lower Cathedral Lakeの出水口。ここから流れ出た水はTenaya Lakeへと流れ込みます。
ヨセミテ:5月3日
今年の積雪は、平年比18%というかなり低いものでした。すでにベイエリアでは、限定的ですが水の使用制限が始まっています。Tioga Rdの除雪もあっという間に進み、5月2日に開通。標高7,000ft.以下では、道路周辺に雪は見あたりませんでした。
以下三枚はMt. Hoffmannの頂上付近から:
Mt. Coness方面
May LakeとTenaya Lake。
Clouds Rest、Half Dome方面。
グレイシャーポイントロードはOPEN
グレイシャーポイントロードはOPENになっています。
http://www.nps.gov/yose/planyourvisit/conditions.htm
タイオガロード状況
ヨセミテ国立公園の公式Facebookによると、まだ降雪があり、タイオガロードの開通日は依然として未定のままです。
ヨセミテ公園のクマが「自然食」に回帰、安全対策の強化で
[ロサンゼルス 4日 ロイター]
-米カリフォルニア州のヨセミテ国立公園に生息する野生のアメリカグマは、同園が過去15年にわたって進めてきた安全対策強化により、結果的に健康的な食生活に戻ったという。人間が持ち込む食べ物をあされなくなったことが主な要因。
人気観光地であるヨセミテ国立公園には、推定350─400頭のアメリカグマが生息している。同公園の広報担当者によると、同園では過去、食べ物をあさるクマが園内に駐車した車を壊すなどの行動が多発し、人とクマの遭遇はピークとなった1998年に年間1584件に達した。
公園当局は翌1999年、キャンプ場内の食品貯蔵施設にクマよけを施したり、食べ物を置き去りにする来園者を取り締まるなど対策を強化。こうした措置が奏功し、学術誌「Fonties in Ecology and theEnvionment(原題)」の今月号に掲載された調査論文によると、クマが口にする食べ物のうち人間の食料が占める比率は63%低下した。
ヨセミテ国立公園には現在年間400万人が訪れるが、同論文は、クマが口にする人間の食料の量は、来園者数が数千人に過ぎなかった1915年のレベルに戻ったとしている。
同園での人とクマの遭遇件数も、2012年には155件まで減ったという。
祝日「President’s Day」の週末は入園料が無料
ヨセミテ国立公園では米国の祝日「President’s Day」の週末、2月15日(土)から17日(月)、入園料が無料です。以下、NPSのサイトより。
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Park Commemorates Holiday Weekend
Yosemite National Park will waive entrance fees from Saturday, February 15 to Monday, February 17, 2014 in commemoration of President’s Day.
President’s Day is an American holiday celebrated on the third Monday in February. Originally established in 1885 in recognition of President George Washington, President’s Day is viewed as a day to celebrate all United States presidents, past and present.?
Fees being waived for President’s Day weekend include the park entrance only. All other fees associated with camping, lodging, or activities within the park are not waived. The fee waiver is good for Saturday, February 15 through Monday, February 17, 2014 only.
For more information, and to plan your trip, visit www.nps.gov/yose
Yosemite Grant 150周年
今年2014年は、1864年リンカーン大統領がヨセミテ渓谷とマリポサ巨木群の保全を命じた「Yosemite Grant」に署名して150年になります。これは国家がその政策として自然景観の保全に関与する世界最初のもので、後の国立公園制度創設につながる最初のステップだといえるでしょう。
(そのころ、日本はまだ幕末でした。)
ヨセミテ国立公園ではこの150周年を記念して、年間150以上のさまざまなイベントが開催される予定です。
「Yosemite Grant 150周年」の特設サイトはこちらです。
http://www.nps.gov/featurecontent/yose/anniversary/
NHK BS『素晴らしき地球の旅「アメリカ自然保護の父 ジョン・ミューアの道を行く」』
NHK BSプレミアムで『素晴らしき地球の旅「アメリカ自然保護の父 ジョン・ミューアの道を行く」』の再放送があります。
http://www.nhk.or.jp/archives/premium/next/index.html
1月16日(木)午前9:00〜
1月25日(土)午前1:45〜
これは1995年の作品ですが、昨年亡くなられた作家、加藤則芳さんがシエラネバダ山脈の340キロに渡るジョンミューアトレイル(JMT)をバックパッキングで1ヶ月かけ、踏破される様子にNHK取材班が同行取材された名作です。
当時からビデオに録画して何度も見たり、学生に見せたりしている「私の保存版」作品です。
加藤則芳さんをご存じの方も多いと思いますが、「森の聖者 自然保護の父ジョン・ミューア」の著者で、また日本のロングトレイル文化の提唱と普及につくされておられた方です。ALS(筋無力症)を発症されて数年間の闘病のすえ亡くなられたので、この番組の放映当時の健脚な加藤さんの姿は、お元気なころが偲ばれます。
またこの旅はまた加藤さんの著書「ジョン・ミューア・トレイルを行く―バックパッキング340キロ」(平凡社)に書かれています。
番組中では、JMTを歩く加藤さんのシーンに加えて、ジョン・ミューアの生涯のエピソードが挿入されます。ミューアがヨセミテヴァレーでシエラクラブのメンバーへ自然案内をつとめるエピソードも紹介され、これが現在の国立公園でのインタープリテーション活動の源流であることも取り上げられています。
今週木曜ですね。みなさまお忘れなく!
蛇足ですが、加藤さん出演のもう一本の名作がNHKハイビジョン「探検家の世紀?異境からのメッセージ?1 自然保護の父が見た氷河 ミューアとアラスカ」です。こちらはミューアのアラスカ探検の足どりを加藤さんがシーカヤックでたどるというもので、気候変動にともなう氷河の後退、そして国立公園制度と先住民保護の矛盾を浮き彫りにした作品でした。
これも、再放送を待っていますので、また情報があればよろしくお願いします。
NHK「グレートサミッツ エピソード100アメリカ ヨセミテ」
NHK「グレートサミッツ エピソード100アメリカ ヨセミテ」
1月8日(水)、9日(木)。10日(金)の午前10:40〜 放送があります。
新年おめでとうございます
あけましておめでとうございます。2014年もどうぞよろしくお願いいたします。
「ヨセミテ国立公園大好き!/Yosemite.jp」