The Ancient Bristlecone Pine Forest

カリフォルニアでは、三種類の『世界一』の木が見られます。
まず世界一高いことで知られるレッドウッド、
次に世界一大きなセコイアの木。これらがヨセミテやセコイア国立公園で見られるのはご存知のとおりです。
そして三つ目は、世界一古い(年輪鑑定による)ブリストルコーンパインです。
今回はヨセミテとは直接関係ありませんが、ブリストルコーンパインについて簡単にご紹介。
シエラネバダの東側を南北に走る395号沿いに、Big Pineと言う小さな町があります。そこから168号を13マイルほど北東にドライブし尾根に上ります。そこからさらに10マイルほどWhite Mountain Roadを北に進むと、USFS管轄のAncient Bristlecone Pine Forestに到着します(写真1)。ここは高度3,000メートルで、山全体がブリストルコーンに覆われています(写真2)。1マイルと4.5マイルの二つのトレイルがあるので(写真3)、体力、時間に合わせて好きなほうを周ってみてください。2008年にVisitor Centerが火事で消失したため、ずっとモーターホームを使った仮の案内所が使われていました(写真4)。新センターは9月1日にオープンしたはずです。4.5マイルルートを歩かれる方は、Methuselah Walkという15ページほどのガイドブックを購入($1を寄付)されることをお勧めします。また2008年の火事で倒れた木の枝を輪切りにしたものを募金のお礼という形で手に入れることが出来ます。この枝は直径2.75インチ、大体120年位経っているようです。
入園料は一人3ドル、もしくは車一台で$6。Visitor centerは10時から5時まで、トレイル・駐車場は24時間開いているとのことです。誰も集金しないので、自己申告で支払うようです。

[1] The Ancient Bristlecone Pine Forest 入り口、後ろはシエラネバダの山。

[2] Bristlecone Pineに覆われた山。

[3] トレイルマップ。

[4]オープン間近(Sep. 1 2012の予定)、内装工事におわれるVisitor Centor。

[5]Metheuselah Walkガイドと、募金のお礼の「枝の輪切り」

サンフランシスコ・クロニクル紙記事「Bristlecone’s growth may reflect global warming」

サンフランシスコ・クロニクル紙に「Bristlecone’s growth may reflect global warming」という記事が掲載されていました。
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2009/11/17/BAI61ALAHV.DTL
ヨセミテの東、イースタンシエラのホワイトマウンテン周辺に生息する「ブリッスルコーン・パイン」という樹種は地球上で最も長生きと言われていて、「Methuselah」と名づけられた木は4781歳であると確認されています。一見「枯れ木」のようにも見え、ゆっくりとした成長をするこの木も、気温上昇の影響を受けて、近年の年輪が太くなっていることが確認されています。

汗臭い足の匂い?ランの新種発表

「eureka」によると、以下のような記事がありました。
http://eureka-i.jp/news/2007/07/0707173594.html
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 米国カリフォルニア州のヨセミテ国立公園だけに自生する、独特の匂いを放つランが新種であることが分かり、16日カリフォルニア州植物学会誌Madronoに発表された。
 研究者らの発表によると、「ヨセミテ湿地ラン」(Yosemite bog-orchid)と呼ばれるランは、正式名がPlatanthera yosemitensisで、夏の間6mm程度の小さな黄色い花をつけるが、授粉のために昆虫をひきつけるのはむしろ“汗臭い足”のような強烈な匂いだという。この植物は、ヨセミテ国立公園内の9カ所で見つかっていて、高度1830mから2740m、水がわく湿地帯に自生している。このランが初めて採取された記録は1923年だったが、最近になって押し花収集が植物学者の手に渡り、カリフォルニア州内のどのランにも似ていなかったことから調査が始まり、今月になって新種と認められた。希少な植物であることから、自生する詳しい場所は公表されていない。
 ランは自然界で最も多くの種類を持つ植物で、世界で3万種ほどが見つかっている。

Lupine

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春先にヨセミテをはじめシエラ各地に咲く紫色の花です。
たいてい群生しているので紫色の絨毯の様になっていてきれいです。
(写真はForesta Rdの途中の道路脇で5月末に撮ったもの)

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ヨセミテヴァレーの火入れ

昨日、ヨセミテヴァレーの東端部分の13エーカーで火入れが行われたようです。
この火入れはNPSのファイヤマネージャーおよび先住民部族が協力して行っており、生態系および共同体の保護をもたらします。
湿原地を回復させ、そして蔓延りつつある外来種である「ヒマラヤンブラックベリー」を焼くことが目的です。

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Pacific Dogwood

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“Nuttall’s flowering dogwood makes a fine show when in bloom. The whole tree is then snowy white.” John Muir, 「My First Summer in the Sierra」, June 26, 1869.
川や谷沿いでDogwoodの林に入り込むときがあります。緑と白い花のコントラストがとても神秘的です。 註:Nuttallは植物学者Thomas Nuttallのこと。Pacific Dogwoodの学術名はCornus nuttallii。

Sugar Pine

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Of all the world’s eighty or ninety species of pine trees, the Sugar Pine (Pinus Lambertiana) is king, surpassing all others, not merely in size but in lordly beauty and majesty. – John Muir「The Yosemite」
巨大な松ぼっくり(コーン)をつけるSugar Pineの木は独特な形をしており、遠くからでも簡単に識別が可能です。120号沿いでは、特にBig Oak Flat EntranceとMerced Groveの間でかなりの数を見かけることができます。写真:Big Oak Flat Entranceにある巨大なSugar Pine。枝の先端にはコーンが付いています。

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