Time and the Tuolumne Landscape

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Tuolumne MedowsおよびHigh Sierra付近で1900年代初頭に撮られた写真(主にG. K. Gilbertが撮影)と、同じ撮影場所から80〜90年後に撮った写真の二つを並べ、地勢・植生・人為の影響(車道・ダム・建造物)を比べた写真集です。岩山等に変化は見られませんが、積雪量、植生、そしてメドウなどでの川の流れの違いにはかなり驚かされます。過去の写真と合わせるため、すべてモノクロが使われています。各写真の解説も読んでいて興味深いものがあります。
Time and the Tuolumne Landscape: Continuity and Change in the Yosemite High Country
Thomas R. Vale and Geraldine R. Vale著
総200ページ強
出版社: Univ of Utah Press
ISBN: 0874804299

Sugar Pine

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Of all the world’s eighty or ninety species of pine trees, the Sugar Pine (Pinus Lambertiana) is king, surpassing all others, not merely in size but in lordly beauty and majesty. – John Muir「The Yosemite」
巨大な松ぼっくり(コーン)をつけるSugar Pineの木は独特な形をしており、遠くからでも簡単に識別が可能です。120号沿いでは、特にBig Oak Flat EntranceとMerced Groveの間でかなりの数を見かけることができます。写真:Big Oak Flat Entranceにある巨大なSugar Pine。枝の先端にはコーンが付いています。

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Wilderness Permit Station

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Yosemiteウイルダネスに入るための許可証は、公園内にあるいくつかのオフィスで発行してくれます。コンピュータ内に名前、住所などが登録されるので、2度目以降は、名前・TH・日数・人数を言うだけで、すぐ作成・プリントしてくれます。そのとき食料の保管方法(熊対策)などルールについて突然質問される(ことがある)ので、事前に調べておきましょう[*]。写真はBig Oak Flat EntranceのWilderness Permit Station。

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Gas

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[9-18撮影]
El Portalではとっくに(?)、$4.00を超えていたのかもしれません。
個人的にははじめて目にした$4.00/ガロンでしたが。

Full Moon

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土曜の夜、月がCathedral Peakから上ってきたところです。撮影技術、カメラともにプアーで、まともな写真になっていませんが、とりあえず雰囲気だけ味わってください。撮影場所はTuolumne peakの南側。The Old Farmer’s AlmanacによるとEastern Timeで17日22時1分が満月とのことです。

The Range of Light

“Then it seemed to me the Sierra should be called, not the Nevada or Snowy Range, but the Range of Light.” John Muir
Sierra Nevada」[英訳:The Snowy (Mountain) Range]という単語は、1776年、サンフランシスコ湾付近から、その山々を遠望したスペインの伝道師Pedro Fontによって、初めて地図に記されました。1890年、MuirはCentury誌に投稿した記事「The Treasures of The Yosemite」(8月号)の中で、自分にとっては「Sierra Navada」は「Snowy Range」ではなく「The Range of Light」と呼ぶべきだと書きました:Then it seemed to me the Sierra should be called, not the Nevada or Snowy Range, but the Range of Light[1]。 「The Range of Light」がMuirによる造語なのかどうかは定かではありませんが、このフレーズは、その後のMuirの著書「The Mountains of California」(1894年)、および「The Yosemite」(1912年)でも使われています[2][3]。本人によれば、「The Range of Light」という表現は、初めてヨセミテを訪れた1868年に、San Joseの南東Pacheco Pass(CA152号上)からSierra Nevadaを望んだときに思いついたと説明しています[註]。また1911年に出版された「My First Summer in the Sierra」[4]では、「The Range of Light」を使い、結びとしています:Here ends my forever memorable first High Sierra excursion. I have crossed the Range of Light, surely the brightest and best of all the Load has built; and rejoicing in its glory, I gladly, gratefully, hopefully pray I may see it again. 「The Range of Light」はもはや「Sierra Nevada」の代名詞です。ハイシエラで時を過ごすことにより、誰もが「The Range of Light」の表現のもつ奥深さを感じ取れることでしょう。

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