Hitoshi について

西村仁志です。環境共育事務所カラーズ&広島修道大学。

ヨセミテでの食事


ヨセミテロッジのMountain Roomにて

 ヨセミテ渓谷のなかにはレストラン、ハンバーガースタンド、カフェテリアなどいろいろあるが、残念ながら日本食や中華のレストランはない。また美味しいものを期待してはいけない。ここはアメリカなので質より量の世界だ。
 おいしいものを食べたい人は滞在中はちょっと我慢して、サンフランシスコに戻ってから中華街やイタリア人街に繰り出し、思いきりおいしい食事をしよう。
値段の目安:$=7ドル以下、$$=7〜14ドル、$$$=15〜20ドル、$$$$=20ドル以上
(営業時間等はたびたび変更がありますので、「Yosemite Guide」で確認してください。)
ヨセミテビレッジ 8:00〜11:00,11:00〜18:00
●Degnan’s Deli 
サンドイッチ、スナック、スープとサラダのテイクアウト。$
●Degnan’s Fast Food & Ice Cream
ハンバーガーやフレンチフライ、ソフトドリンクなど。$
●Village Grill
ハンバーガーやフレンチフライ、ソフトドリンクなど。$
●The Loft
ピザやサラダなど。$
ヨセミテロッジ 6:30〜10:30,11:30〜14:00,17:00〜22:00
●Food Court
ピザ、パスタ、ハンバーガー、サラダ、パン、デザート、アルコール類。$-$$
●Garden Terrace
最初にレジで肉料理(ターキーかローストビーフ)「あり」か「なし」、飲み物を精算する。あとは種類豊富なサラダやスープ、パスタなどのバイキング形式。コーヒーもおかわり自由。味はまあまあ。レジ前に行列ができることがあるので、ピーク時は外した方がいい。$-$$
●Mountain Room 17:30〜21:30
夕食のみ。ここは肉と魚料理の本格的レストラン。給仕がつくのでチップ必要。$$-$$$$
アワニーホテル
●Dining Room 7:30〜10:30,11:30〜14:30,17:30〜21:00、日曜日はブランチ7:00〜14:30営業。
朝$-$$昼$$-$$$夕$$$$。夕食は予約必要でドレスコード(男性はジャケット+タイ、女性はワンピースやスーツ)があるので要注意。予約電話は209-372-1489
朝食は安価で予約もドレスコードもないので、アワニーの雰囲気を楽しみたい方にはおすすめ。
●Ahwahnee Bar 12:00〜22:00
バーだが、簡単な食事もとれる。私は庭のテラスのパラソルの下でビールやお茶を飲むのが大好きです。豊かな気分になれます。$-$$$
カリービレッジ
●Pavilion 7:00〜10:00,11:30〜14:30,17:00〜20:00(コーヒーコーナーは 6:30〜14:00)
朝昼夕。ごめんなさいあまり印象がない。$-$$
●Taco Stand 11:00〜17:00
タコスやフレンチフライなど。$
●Pizza & Bar 12:00〜21:00
カリービレッジにあるピザの店。ここはBBSでも「美味しい!」と評判。基本はプレーンのチーズピザで、それに自分の好きな具をトッピングとして指定する。普通のサイズはかなり大きいので一人では食べきれない。(一人ならスモールサイズを!)お腹の具合にもよるが2〜3人で普通サイズをひとつ頼むといい感じ。$-$$
ワワナホテル
●Dining Room 7:30〜10:00,11:30〜13:30,17:30〜21:00(日曜日はブランチもあり)
ビクトリア調の建物のなかで優雅な食事が楽しめます。朝$-$$昼$-$$夕$$-$$$。
その他
ハイカントリーのホワイトウルフロッジ、ツォロミーメドウズロッジにも夏期のみレストランがオープンします。
おべんとうは?
1日ハイキングに出かけるときは、あらかじめコンビニストアで昼食を仕入れておこう。パン(ターキーやローストビーフのサンドイッチもある)、ドライフルーツ類、ビーフジャーキー、ミネラルウォーター、ジュース、フルーツ、ミネラルウォーターやジュースなどをデイパックに入れていけばリッチなアウトドアランチの出来上がり。ホテルでは予約しておけばボックスランチを作ってくれるが、結局中味は上記のようなものの詰め合わせです。

Don’t Be Bear Careless!

クマに対して不注意にならないように!



国立公園局では常にクマへの注意を呼びかけている

 ヨセミテでは1997年だけで、ブラックベア(黒クマ)による被害が60万ドルにも達しています。900台以上のクルマが車内にある食糧を狙われて、キャンプ場の駐車場でクマにガラスを割られたり、ボンネットをボコボコにされています。

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キャンプ場営業開始

NPSからヨセミテヴァレー内のキャンプ場営業開始のおしらせです。ロワーパインが3/26、ノースパインは4/9からです。アッパーパインは通年営業です。予約がいります。

Lower Pines Campground will open for the season on Friday 3/26.North Pines will open on 4/9.Both campgrounds are on reservations. (M. Carter – 3/29/04)

25セント硬貨のデザイン

アメリカの25セント硬貨は「クォーター」と呼ばれ親しまれていますが、数年前からアメリカ各州の独自のデザインのものが順番に発行されていて、来年にカリフォルニア州のデザインのものが発行されるのですが、そのデザインがアーノルド・シュワルツネッカー知事から発表になりました。
それが「ヨセミテ渓谷ハーフドームとアメリカ自然保護の父ジョン・ミューア」なんです。すばらしい!
おしらせいただいた「とし」さんありがとうございました。
詳細はこちら→http://www.yosemite.org/newsroom/clips2004/march/032904.htm

こどもと行くヨセミテ


ル・コンテ記念館で遊ぶ 1997.9
夏休みシーズンは小さな子どもたちを連れたひとたちも多い。ホテル・ロッジ泊の家族、キャンビングの家族、お金のかけ方や過ごし方はそれぞれだ。ヨセミテは子どもたちから、年輩の方まであらゆる世代の人が楽しめる、そして大自然に触れることができるすばらしいところだ。ぜひあなたのこどもたちも連れていってあげてほしい。
ハイキング、サイクリング、ローラースケート、水あそび…、ハーフドームに登る強者のこどもたちもいる。うちのこどもたち(当時7歳と4歳)もヴァーナル滝までのハイキングトレイルを楽しんだ。
国立公園局では、夏休みシーズンは”YOSEMITE GUIDE”でも1ページをこども向けガイドにあて、子どもや家族対象のレンジャープログラムを行っている。
公園内のバスツアーなども子どもが参加しても問題ないし、楽しめると思う。ただし乗馬ツアーについては体格や経験等の問題があるのでツアーデスクで尋ねて欲しい。
ハッピーアイルネイチャーセンターは、子どもむけにヨセミテの自然について、楽しく学べる工夫のされたミュージアムだ。「展示物にさわっちゃいけない」ではなく「Hands On〜実際に手をふれ、子ども自身がアクションしながら学んでいく」考え方でつくられている。またここには小さなブックストアがあり、とくにこども向けの絵本や塗り絵などのワークブック類が充実している。
ル・コンテ記念館はシエラクラブのビジターセンターだが、ここにも小さなこども文庫があって、絵本類のほか、パズルやパペット類などがあって楽しく遊べる。(写真)
Kids Shop〜こども向けのギフトショップはヨセミテビレッジのDegnan’s Deliの1階にある。おもちゃ、動物ぬいぐるみ、絵本、パズル、衣類などもある。ここも訪ねてみよう。こどもにお土産を買って帰る必要のある方もどうぞ。(うちの子はここで巨大な「蚊」のぬいぐるみを買った。何という奴!)

National Park Store in San Francisco


 ヨセミテに出かける前、あるいは帰ってきた後、サンフランシスコで時間があったら、ぜひこのお店に立ち寄ってみよう。場所はフィッシャーマンズワーフにあるショッピングモール「Pier39」の中、2F西側にある。
 ヨセミテはもちろんのこと、ベイエリア周辺の国立公園局管理下にある国立公園、記念物や全米の国立公園などに関する図書、ガイド、地図、写真集、自然図鑑、ピクチャーカードや玩具、Tシャツ、カレンダー、CDなどが充実している。
 ヨセミテに行く前なら、ガイドや地図などを仕入れて予習。帰ってきた後なら、買い忘れたヨセミテ土産、また他のナショナルパーク情報を仕入れに行くなど活用法はいろいろだ。(写真はNational Park Store店内風景)

Yosemite Guides によるFly Fishing

Yosemite Guides Fly Fishing
レポート:川西裕幸
2000年7月20日(木)午後に Yosemite Guides Fly Fishing に参加しました。「フライ フィッシングのインストラクターを半日雇いました」という表現の方がより正確かもしれません。Yosemite Guides は Yosemite View Lodge (El Portal) にオフィスがあり、私達は今回Yosemite View Lodge に宿を取ったので、そのままピックアップしてもらって現地に連れて行ってもらいました。半日コースで最初の1 人が $150、最大 3 人まで 1 人追加するごとに +$50、子供は +$25 と比較的高価なプログラムです。道具はもちろんセットですし、私達は2 日間のライセンスを事前に購入しました ($10.25 Yosemite Valley の スポーツショップで売っている)が、Yosemite Guides の方で用意されていました。
Yosemite Guides の案内によると、「ヨセミテを流れるマーセド川は昔からの石畳の流れで、野生の虹鱒と多くの虫が孵化します。ヨセミテ渓谷の静かな水流はカリフォルニアの小川にいるほとんどの鱒の故郷です。バックカントリーの多くの小さな小川も小さな野生の魚のフライ・フィッシングをはじめるのには最適です。Yosemite Guides の主なロケーションはEl Portal の公園の境界です、そこではマセド川で年間いつでも釣りができ、ハイカントリーの湖や流れにいつでもアクセスできます。私たちはヨセミテで一番釣れる場所を用意してシーズンごとにもっとも適切な場所を用意しています。」


息子といっしょにフライを投げるインストラクター

Yosemite 公園内のマセド川の川岸でフライ(というか糸)の投げ方の練習からはじめました、8
の字を書いて投げる練習を何度もして、Gentle にとか、力を入れすぎないとか色々マンツーマンで教えてくれます(後で役に立ったかというと疑問ですが)。その後川に入って釣りが始まります、まず川虫を探し、それと同じ(自作の)餌をつけてフライします。といってもインストラクターと2人でポイントに投げるので、非常に楽です。子供も同じようにいっしょに投げてくれます。
何度か場所を移動しながら、結局各人 (大人 2 人子供 1 人) 数尾づつの釣果を得ることができました。釣った魚はすべてすぐリリースします、中にはとてもきれいな虹鱒もありました。魚も人と同じで涼しい日陰が好きとの事で、日陰を求めて川沿いを進みました。やはりポイントというものがあるようで、(私達はまったくの素人なので当然ですが)
経験があったとしても、インストラクターなしにはこんな釣果は望めなかったでしょう。

釣り上げた虹鱒

「ヨセミテでフライ フィッシング」なんてちょっと素敵な体験になりました。でも金額も張りますし、英語もマンツーマンということもあって、少しは話せないとコミュニケーションできないので、誰にでもお勧めというわけにはいきません。しかしあれだけ人の多い夏のYosemite も一歩コースを外れると、本当に同じ場所かと思うほど人がいなくて静かでした。観光バスで着て幕の内弁当を食べて帰る(こういう団体さんが本当にいました) ような、ただの Yosemite 観光ではなく、自分のYosemite を発見したいというこだわりの方には良いかもしれません。申し込みはE-mail と FAX を使いました。

ファミリープログラム

Discover Yosemite Family Program
レポート:川西 裕幸
2000年7月19日(水)午後に「Direcover Yosemite Family Program」に参加しました。国立公園局のページに開催スケジュールが載っていたので、事前にスケジュールすることができました。ただし予約は現地(あるいは電話) でしかできないので、Yosemite Valley ストアの裏にある Tourの看板のあるツアー デスクでチケットを購入しました。子供一人$10 で、親は無料です。
案内によると、「このハンズオンプログラムはYosemite Institute の ナチュラリストによって指導され、子供連れの家族に対して行われます。午前と午後に半日のセッションがカリービレッジから始まります。トピックスは地質学、池の学習、野生、ヨセミテ物語などです。ナチュラリストはグループの興味によってプログラムを選びます。参加定員は20名で、保護者の付き添いが必要です。子供一人あたり$10 保護者は無料です。 ツアーデスクで予約してください。 (559) 252-4848」
集合場所はカリー ビレッジのちょっと奥の、小さな舞台とベンチがたくさんある少し分かりにくい場所で、やはり近くのツアーデスクの人に聞いて連れて行ってもらいました。大人 5 人、子供 10 人くらいがすでに集まっていて、私達を入れて5 家族くらいでした。少し挨拶したあと、ナチュラリストを先頭にすぐに出発しました。まずカリービレッジからハッピーアイルに向かいます、途中でクマの糞を見つけて、Yosemiteのクマの話です。Yosemite Valley 内にも 80 頭くらいのクマがいるそうです、つかまったりすると、Valley外へヘリコプターで連れて行くと話していました。昔はクマを餌付けして飼っていた時代もあったそうです。


クマの糞を見せながら話をするナチュラリスト

そこから Vernal Fall Footbridge まで登りましたが、午後の暑い時間ということもあり、8歳の息子も何とか登りきりましたが、かなり厳しかったようです。下ってからマセド川の日陰で川の生物を探そうということになり、みんな俄然張り切って、ナチュラリストから小さな網とトレイ(豆腐のパックみたいなやつ)を借りて、魚やら虫やらを水に入って探し始めました。1cm ほどの小さな魚や虫を見つけて楽しみました、暑い日でも水は冷たく、子供達も親も靴を脱ぎ水と戯れていました。


見つけた生物を見せる子供達

最後にインディアンの遺跡を見学しました、アメリカで遺跡を見るというのも珍しい体験でした。その時にはもう6 時になっていたので、バスでカリービレッジまで戻り終了となりました。4 時間というのは少し長いかもしれませんが(午前なら3 時間のコースもあり)、子供連れで Yosemite に行かれるのであれば、子供一人$10 という価格も格安で、Yosemite の自然のことも勉強できるし、お勧めだと思います。ただしナチュラリストは毎日Yosemite を歩いていることもありかなりの健脚です、いっしょに歩くのは小さい(小学校低学年以下の) 子供には難しいかもしれません。英語はあまりわからなくても(チケットを買って、集合場所までたどり着く程度できれば) 問題ないと思います。