カリフォルニア全体、S.F.とL.A.とヨセミテN.P.の位置関係
ヨセミテ国立公園はアメリカ・カリフォルニア州のほぼ東端にあり、サンフランシスコから直線距離で約260キロメートルのところに位置している。南北に約80キロ、東西に約65キロ、面積にして3,029平方キロメートルという広大な敷地をもち、これは東京都の約1.5倍もの面積である。
公園観光の中心は地図の中央やや下にあるYosemite Valley(ヨセミテ渓谷)である。ここにはヨセミテ滝をはじめとする数々の滝やハーフドーム、エルキャピタンなどの巨岩などみどころが集中する。またホテル、ロッジ等4つの宿泊施設とキャンプ場等もあり、まさにヨセミテ観光の中心地と言える。
公園を横断するハイウエイ120号線は別名タイオガ・ロードとも呼ばれ東へ行くにしたがって徐々に高度を上げ、公園東端のタイオガ峠は標高3000メートルにもなる。途中にはハーフドームを背後から眺望するOlmsted Pointや美しく澄んだ湖Tenaya Lake、公園内で最も大きな草原Tuolumne Meadowsなど、素晴らしいドライブコースとなっている。また沿線からは数々のハイキングトレイルがあり、3000〜4000m級のピークや、渓流、草原、湖などをめぐることができる。
公園の北半分へのアプローチは難しい。Hetch Hetchy(ヘッチ・ヘッチー)渓谷に車道がついている他は徒歩によるしかない。(ここにはダムが造られ、サンフランシスコ市の水源となっている。)
公園南部の観光の中心はWawona(ワワナ)である。公園南ゲートから近いMariposa Groveにはジャイアントセコイアの巨樹群があり、ヨセミテ渓谷と並ぶ公園観光のもうひとつのハイライトである。
冬期には140号線、41号線を除き多くの自動車道が通行止めとなるので注意してほしい。これらのすべてのエリアに行けるのは5月下旬〜10月下旬の間であろう。
NPSの地図による