エル・キャピタン

El Capitan Vista

elcap04aug.jpg

 エルキャピタンの頂上は、谷底から1097mの高さにあり、世界中のロッククライマ−が挑戦しています。何日もかけてエルキャピタンの頂上にのぼるロッククライマ−の姿が、冬以外の季節はいつも見ることができます。(双眼鏡を用意されることをお勧めします。)この垂直の岩壁は1958年に43日間かかってようやく初登されました。
 春から夏にはこの岩壁に営巣するハヤブサ(ペルグリン ファルコン)を見ることができるかもしれません。

スリー・ブラザーズ

Three Brothers Vista


3つの似た岩が折り重なっているため「三兄弟」に例えられています。この岩は数百万年前に平行に分裂し、固まって形作られたといわれています。一番上の頂上は「Eagle Peak」。北側からヴァレーを見下ろす絶景です。

ヨセミテ滝上部の眺め

Upper Yosemite Fall Vista



 観光客はヨセミテ渓谷に入ってまずこのヨセミテ滝の眺めをみて驚くことでしょう。この滝は北アメリカの最大の滝です。上中下の三層構造になっていますが、上部だけでもナイアガラの滝の9倍の高さがあります。

ノースドームとワシントンコラム

North Dome and Washington column Vista



 先住民の伝説によると、昔この渓谷に一組の男女が住んでいました。それがある時、ここに住む精霊を怒らし、2人は岩に変えられ、谷の両側に引き裂かれてしまいました。女性テイサックは、ハ−フド−ムになり、彼女の夫ナンガスはノ−スド−ムになりました。そして彼の杖がワシントンコラムになったということです。

リボン・フォール

Ribbon Fall
ribbon.jpg
 リボン滝はエルキャピタンの西にあり、その落差は491mで、落ち口はヨセミテ滝よりも60m高い所にあります。しかしこの滝の寿命は短く、たいてい6月上旬までには干上がってしまいます。

ブライダルベール・フォール

Bridalveil Fall



「花嫁のヴェール」の優雅な名前をもつ滝です。落差は189m。この滝は、干上がってしまうことがありません。午後には、花崗岩の丸い石が噴出するしぶきの中に虹を見ることができます。

トンネル・ビュー

Tunnel View


tunnel0308.jpg

 左にエルキャピタン、正面にハーフドーム、右にブライダルヴェール滝を望むすばらしい眺望ポイントです。
 このポイントはヴァレーからワワナ、グレイシャーポイント方面に向かう途中の「ワワナ・トンネル」の手前にあります。「トラム・ツアー」もここまでやってきます。グレイシャーポイントへの道が雪で閉ざされている期間は、このポイントがクルマでアクセスできるヨセミテヴァレー最高の眺望点になります。

ヴァレー・ビュー

Valley View


vv0308.jpg

 ここは左にエル・キャピタン、右にカシドラル・ロックをのぞむ素晴らしい展望ポイントです。 このポイントはヴァレーの北側を走る道路「ノースドライブ」のマーセド川沿いにあります。ノースドライブは西行き一方通行ですので、ヴァレーを「出る」際に立ち寄ることになります。朝は逆光になりますので午後がお勧めです。

カシドラル スパイアー

Cathedral Spires Vista


「カシドラル」はキリスト教の大聖堂です。隣にある「カシドラル・ロック」とこの「カシドラル・スパイアー(尖塔)」の姿があたかもそのように見えることから名付けられました。この2つの塔は、谷底から590mと654mの高さにそびえ立っている花崗岩です。

ヨセミテ・フォール

Yosemite Falls



 ヨセミテ・フォールは北米で最も高い落差があり、世界でも5番目の落差を誇る滝です。一つの滝ですが上・中・下の三段になっていることから”Yosemite Falls”と複数形で呼ばれるのが正確です。
上部ヨセミテ滝は739mの高さから435mの落差。そこから中腹の小滝は205m落ちます。そして最後に下部ヨセミテ滝は渓谷の底の滝壺まで97.5mの落差があります。
 滝は、例年5月末に雪解け水で満水になります。夏に向かって滝の水はしだいに細くなり、8月末にもなるとかつての満水の姿を想像して見るしかありませんが、秋に長い雨が続くと滝の流れが復活します。
 ヨセミテ・フォールにはシャトルバスストップから徒歩10分ほどのハイキングで行くことができ、初夏には多くの観光客で賑わいます。また滝の落ち口まではCamp4の裏からハイキングトレイルが付いており、この雄大な滝を見下ろすこともできます。