Hetch Hetchyを回復させよう

環境保護団体、Environmental Defenseがサンフランシスコの大規模な水道構造補修にあたり、ヘチヘチのダムを閉鎖し、修復することを提案しています。サンフランシスコはヘチヘチダムからの水がなくなっても他から十分補充できるとのこと。
ヘチヘチが水没したことに傷付いて死んでしまったと言われる程ジョンミューアの愛した場所が修復されるというのは、実現はかなり難しいでしょうが、夢見てしまいます。
http://www.environmentaldefense.org/hetchhetchy/index.cfm

地球温暖化のカリフォルニアへの影響

地球温暖化はカリフォルニアでも深刻です。今朝のカリフオルニアレポートでとりあげられていましたが、コロラド川沿いの土地では過去500年間で最悪の干ばつで、この川から水を得ているネバダやアリゾナ州ではすでに厳しい給水制限が施行され、ロサンゼルスの制限も時間の問題。通常5年分の水を溜めているレイクミードでは、その貯水量はわずか50%に減少しています。
シエラのスノーパックの減少に伴い、サンフランシスコもいずれ影響を受けるでしょう。
ヨーロパでもアイガーのレギュラールートは、氷河の消滅にともない、これまで固定されていた岩や土砂が崩れ落ちており、登攀不可能となっているなど、世界的に深刻な状況がうかがえます。
CNNにも同様のレポートがありました。
http://www.cnn.com/2004/TECH/science/08/17/environment.california.reut/index.html

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Indian Paintbrush

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Ediza(エダイザ)湖畔で撮ったインディアンペイントブラシ(Castilleja miniata)です。別名Giant Red Paintbrush。北アメリカ大陸の多くで頻繁に見られ、砂漠からアルパインのコンディションまで広いレンジを持ちます。カナディアンロッキーでもコロラドロッキーでもほぼ同じ形状のものが見られ、ワイオミングの州花でもあります。他の草の根に寄生して育つものもあります。高さは6から20インチ程まで。

Galen & Barbara Rowell

ヨセミテの写真といえば、AnselAdamsが有名ですが、Galen&BarbaraRowellの色彩感覚にも素晴らしいものがあります。
ヨセミテの東側395号を南下したビショップの街の『MountainLightGallery』で、Galen&BarbaraRowellの写真が展示販売されております。もちろん、見るだけなら無料です。
Galen&BarbaraRowellは、ヨセミテやシエラネバダの写真も多数撮っており、いつも見慣れたヨセミテのあの風景、その息を呑むような一瞬の、とてつもなく美しい映像に驚かされます。
HP上でも参照できますが、やはり実物を御覧になる事をお薦めいたします。
http://mountainlight.com

シエラのベストレイクは?(2)

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いよいよここのサイトでは、アメリカ政府に先駆け、Ansel Adams Wildernessのヨセミテ
Wildernessへの編入が認定されたようですね(当然です)。
Thousand Island Lake(写真):★★★★★(5.0)は当然!
シエラネバダビールを飲まれた方は気づかれたと思いますが、ここからの
景色がラベルに(若干修正されて)使われています。
山はBanner Peakが前で、後ろがMt. Ritter。
Agnew MeadowsからPCTを使い片道10マイル弱くらいで着きます(登りは殆ど無し)。
Ruby、Garnet、Shadow Lakesを経由するとすばらしい(ロング)デイハイクになります。

シエラのベストレイクは?

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写真はDevil’s Postpileから片道7.5マイルにあるMinaret Lakeです。シエラバックカントリーでは屈指の美しさの湖だと思います。今朝のサンフランシスコクロニカル紙の「Walking in footsteps of John Muir, Ansel Adams」に触発されて、いつも夫婦で使っているとってもくだらない湖グレードシステムをシェアしようと思いました。シエラで一番美しいとされているThousand Island Lakeを5つ星のベンチマークとして、皆さんの好きな湖を教えてください。Minaret Lakeは4.5くらいでしょうか?ではCathedral LakesやDuck Lakeは?

国立公園の餓死

この夏国立公園での休暇を予定している人たちは、第二のプランが必要かも。
ブッシュ政権は$600 million(約600億円)という国立公園の大幅な予算削減を要求している。しかもホワイトハウスはパークサービスにあてた内部メモで国立公園の指導監督者に、予算「削減」という言葉を使わず、財政抑制によるサービスレベルの「調整」と呼ぶよう指示を出している。例えば北東地域の指導監督者は、「公共または政治的論争を作らないよう、できるだけの「調整」をするように」と忠告を受けている。
推薦されている「調整」には祝日のビジターセンターの閉鎖、ビーチの救助員の削除、レンジャーがガイドする全ツアーの廃止、そして毎日曜日/月曜日に公園を閉鎖する、などが盛り込まれている。
皮肉なことに、国立公園サービスは旅行業界と共同で「アメリカの国立公園を見よう!」キャンペーンを開催している。
ブッシュ大統領の2000年の大統領選挙時の誓約「国立公園の復興と更新」とはかけ離れた内容だ。すでに国立公園の予算からはホームランドセキュリティーとしてダムや国境、歴史的場所を護衛するのに$50 millionの追加出費があり、それに当てる追加予算のリクエストは議会に持ち込まれてはいない。
国立公園警察の長、テレサチェンバースは、この予算「調整」が警務にとってどれだけ痛手かを公言した結果、去年12月から彼女は定職処分を受けている。「公園予算についての真実を口にすれば仕事を失うぞ」という警告に他ならない。
サンフランシスコを拠点とする環境保護団体、シエラクラブの隔月刊誌、シエラマガジンより抜粋。

Who is Yoshie?

1988年以来アメリカ人の夫とサンマテオ在住。トゥオルムニメドウズで最初の犬がレンジャーに見つかるまでの約8年間は夏はメドウズ、それ以外をバレーで毎週末クライミングをして過ごしました。それ以降は夏から秋までビショップ(イースタンシエラ)??、冬はシエラフットヒルでクライミングとボルダリング。2000年頃から度重なる怪我のためハードなクライミングを引退し、ハイシエラを歩き始めました。コロラドロッキーの14000フィート峰を登って青春時代を過ごした夫にあおられながら、少ない機会を利用してピークバギングをしています。シエラで好きな山はハイウェイ395沿いにあるMt. Morrisonと去年登ったMiddle Palisade。好きなクライミングルートはメドウズのバックカントリーにあるMathes CrestとバレーのNabisco Wall。元気のあるうちにBlack KaweahとMt. Russellを登る野望を抱いています。あまりハードコアな性格ではなく、どちらかというとゆっくり森林や湿地帯、メドウズを愛犬と歩きながら花や鳥を観察する方が性に合っているかも。自然と犬、アメフトとバスケット観戦に情熱を燃やしています。