2月1日のTM付近での積雪量は、平均の43%との事です。今年は(現時点では)かなりドライな冬のようです。
Park Rangers recently completed the February 1 snow surveys. Overall, the Tuolumne drainage has 43% of average water content while the Merced drainage has 41% of average. Depths ranged from 40 inches of snow at Grace Meadow (14 inches of water) to 17 inches of snow at Tuolumne Meadows (5 inches of water). This is the driest February 1 survey since the early 1990s. (M. Fincher – 2/5/07)
投稿者アーカイブ: toshi
South Lake
South Lakeトレイルヘッド
Bishopの町の中心部から西にのびるCA168号を15マイルほど進むと、South Lakeへの分岐が出てきます。ここを左折、7マイルほど進んだ行き止まりがトレイルヘッド(標高9,800ft.)になっています。South Lakeそのものはダム湖で、あまり風情はありません。そのため、岩に座り目の前に聳えたつ灰色の高峰やそれを映す湖面の風景を楽しむためには、樹林帯限界の標高10,700ft.付近まで登る必要があります。参考としては、分水嶺の峠Bishop Pass(標高11,972ft.、片道6マイル)、Treasure Lake(標高10,668ft.、片道3マイル)、Chocolate Peak山麓の周遊ハイキング(全6.5マイル)などが考えられます。ここもハイキング、バックパッキング、釣りを楽しむ人でかなりポピュラーで、シエラハイキング入門には最適な処といえます。このほかCA168の奥にはLake SabrinaやNorth Lakeなどのトレイルヘッドがあり、いくつものトレイルが整備されています。
地図:South Lake付近
Bishop Pass(右)まで1マイル地点から見るMt. Agassiz(13,893ft.)
ハイキングマップ
よくVisitor Centerなどで、写真のような地図を見かけます。折りたたんだ大きさは11.5cmX16.5cmほどで、耐水性のかなり丈夫な紙を使っています。ベースはUSGSの地形図ですが、それにトレイルが赤い点線で、区間距離と共にわかりやすく表示されています。ハイキングの計画にはかなり便利です。縮尺は1/47,520(1インチが0.75マイル相当)で、やや詳細に欠ける所もありますが、ハイキングの際には最低限携行したい地図です(できればUSGS1/24,000も共に携行することをお勧めします)。
Little Lakes Valley
Little Lakes Valley(Long Lake)から望むBear Creek Spire(13,720ft.)、Mt. Dade(13,600ft.)、Mt. Abbot(13,704ft.)
Mammoth Lakesの町から395号を南に15マイルほど行き、Tom’s Placeという出口でハイウエイを降り、Rock Creek沿いの道路を10マイルほど登った行き止まりにMosquito Flatトレイルヘッドがあります。標高は10,300ft.とかなり高めですが、この先Little Lakes Valley(南西方面)に向かうトレイルにはほとんど上りがなく、4000メートル級の高峰に囲まれた美しい谷のハイキングを手軽に楽しむことが出来ます。トレイルヘッドから0.5マイルほどのところにある分岐を右に辿れば、3マイル強ほどで、標高12,000ftのMono Pass(ヨセミテのMono Passとは別)に達することが出来ます。峠は白い広大な砂地になっており、一種独特の雰囲気がありますが、展望はあまりききません。体力・経験に合わせて近くのMt. Starr(標高12,835ft.)に登るか、Ruby Lakeへ分岐から始まるスイッチバックを上りきった付近(景色が一番いいあたり)で引き返す、もしくはRuby Lake(標高11,121ft.)湖畔で遊ぶオプションが考えられます。このトレイルヘッドの駐車場はシーズン中にかかなり混み合います。満車状態のときは、かなり離れたところに(1キロ以上)車を停めて道路を歩くことになりますので、朝早く行くことをお勧めします。
新キャンプ予約システム
新しい予約システムになるようです。下の表の見方は、例えばJune 15 – July 14の間の予約は、Feb. 15から受け付けられるということでしょうか。
On February 7, 2007, the National Park Reservation Service and the National Recreation Reservation Service (NRRS) will combine to provide enhanced reservation services in Yosemite National Park for both group and individual campsites. Campers will be able to use the www.recreation.gov website or contact the NRRS Call Center at 877/444-6777 to make reservations. All previous reservation phone numbers and websites will automatically redirect campers to the new system.
As before, reservations may be scheduled in Yosemite National Park five months prior to the date of arrival. The booking system is as follows:
Camping arrival date/ First day to make reservations:
Dec. 15 – Jan. 14 / Aug. 15
Jan. 15 – Feb. 14 / Sep. 15
Feb. 15 – Mar. 14 / Oct. 15
Mar. 15 – Apr. 14 / Nov. 15
Apr. 15 – May 14 / Dec. 15
May 15 – June 14 / Jan. 15
June 15 – July 14 / Feb. 15
July 15 – Aug. 14 / Mar. 15
Aug. 15 – Sep. 14 / Apr. 15
Sep. 15 – Oct.14 / May 15
Oct. 15 – Nov. 14 / June 15
Nov. 15 – Dec.14 / July 15
Minaret Summit
展望台北の林道から望むMinaret、Mt. Ritter、Banner Peak。
Minaret Summit(ミナレ・サミット、標高2796メートル)は、Mammoth Mountainスキー場のすぐ傍にある、車で越せる数少ないシエラネバダ主稜線(赤線)上の峠のひとつです。ここには展望台があり、Minaret、Mt. Ritter、Banner Peakやヨセミテ南東部の山々が一望できます。アクセスのし易さから、Mammoth Lakes付近に泊まった際にはぜひ立ち寄りたいスポットです。稜線上には北に向かって視界の開けた林道があり、手軽なハイキングが楽しめます。ここから先、西のSan Joaquin水系側へ下る道路(Minaret Summit Road)は昼の間一般車両進入禁止になっており、スキー場前の広場から有料バスで入ることになります。ところでスキー場は、夏の間Mountain Bike用に開放され(有料)、標高3362メートルの頂上までゴンドラが動いています。道路の行き止まりには、柱状の石柱で有名なDevils Postpile National Monumentがあります。一帯でのハイキング、バックパッキングに関しては、Mammoth Lakesの町の入り口にあるForest Serviceのレンジャーステーションや街中のスポーツショップなどで情報収集が出来ます。Agnew MeadowsからShadow Lake、Ediza(イダイザ) Lake方面への往復が人気のハイキングコースですが、長時間ハイキングに自信のある方には、PCT、JMT等を使ってのThousand Island Lake、Garnet Lakeへのループハイクがお勧めです。
周辺地図:赤い線はシエラの大分水嶺、黄色はトレイルヘッド。
過去の参考記事
参考:長時間のデイハイクを計画している場合には、バスの利用は最終時間の制限があり、かなり不便です。夕方7時半と朝7時の間は進入禁止が解除されるので、その時間帯を使い車で入る事が出来ます。
シエラネバダハイキング
シエラネバダ山系主要部の、トレイルヘッド地図を作ってみました。分水嶺は赤線で、主要トレイルヘッドは黄●、峠は赤●(車で通れる峠は紫●)、そして観光拠点・町は黄■で示しています。赤▲は山系最高峰のMt. Whitney(ウイットニー)です。いくつかのトレイルヘッドからは、片道数時間(4-6マイル)程度のハイキングで分水嶺上の峠に達し、シエラネバダの大景観を楽しむことが出来ます。また分水嶺まで行かなくても、トレイルヘッド周辺での散策も楽しいものです。 ヨセミテ訪問のついでに、シエラネバダハイキングもいかがでしょうか(数回にわたり、お勧めのトレイルヘッドについて簡単に紹介したいと思います)。
USGS Lecture: When Rocks Fall and the Land Slides
USGSによる、ヨセミテ渓谷の岩崩れに関するビデオがあります。お勧めの部分は
12分24秒〜 : 1850年〜1870年代の岩崩れの記録(C. King, J. Whitney, J. LeConte, G. Clark, J. Muirらの記録などから)
21分30秒〜 : ヨセミテ渓谷の形成の話
28分〜50分 : 最近の岩崩れについての説明と危険地域の解析。特に1996年のHappy Isle岩崩れについて詳しく述べています。
ビデオ(50分強)
USGS Western Region – Evening Public Lecture Series
”When Rocks Fall and the Land Slides”
By Gerald F. Wieczorek, Geological Engineer, and Raymond C. Wilson, Landslide Geologist
*Hear why California makes an ideal environment for landslides.
*Learn about rock falls, debris flows, and other landslides.
*There have been more than 500 documented rock falls and other slope failures in Yosemite National Park – what triggers these? How do park rangers deal with this hazard?
* John Muir gave a remarkable account of an 1872 rock fall in Yosemite Valley
* Large rock falls in Yosemite can generate ”air blasts” potentially dangerous to campers and hikers
* How did ancient glaciers help create the rock-fall hazard in Yosemite?
The Battle Over a California Dam ストリーミング
一年ほど前に書いた記事のなかで、PBSの記事『The Battle Over a California Dam』にリンクをしていました。よく見るとビデオストリーミングがあるのに気付きました。主題はダム撤去ですが、一般ではいけない渓谷・貯水湖の動画があり、一見の価値があります。最後でHetch Hetchyドリンキングウォーターが出てきますが、これはもう売っていません。
TV番組: Vertical Frontier
『Vertical Frontier』 KQED(Channel 9) 1月7日 午後1時。
ヨセミテクライミングの歴史に関する番組のようです
ウエブサイト: ビデオあり
Vertical Frontier – If you’re not up for watching the latest football championship, tune into KQED (Channel 9) on Sunday, January 7 at 1 pm or on Thursday, January 11 at 11 pm and watch the broadcast version (54 minutes instead of 90 minutes) of Vertical Frontier. Tom Brokaw narrates this award winning documentary about the history of climbing in Yosemite. Kristi Denton Cohen, of Peloton Productions, produced this feature documentary, narrated by Tom Brokaw. The film won “Best Film on Climbing” at the Banff Mountain Film Festival in 2002 and at the Kendall Mountain Film Festival in 2003. (S. Clark – 1/4/07)