以前、としさんが「ヨセミテ」ラベルのワインを紹介されていました。この写真は、ヨセミテ公園内カリー・ヴィレッジのギフト・ショップで売られていたワインです。ここでは、メルローとシャルドネの2種が売られていましたが、造っているのは、ナパ・ヴァレーはラザフォードにある、ラウンド・ヒル・ワイナリーです。残念ながら、買うことはできませんでした。
地球温暖化のカリフォルニアへの影響
地球温暖化はカリフォルニアでも深刻です。今朝のカリフオルニアレポートでとりあげられていましたが、コロラド川沿いの土地では過去500年間で最悪の干ばつで、この川から水を得ているネバダやアリゾナ州ではすでに厳しい給水制限が施行され、ロサンゼルスの制限も時間の問題。通常5年分の水を溜めているレイクミードでは、その貯水量はわずか50%に減少しています。
シエラのスノーパックの減少に伴い、サンフランシスコもいずれ影響を受けるでしょう。
ヨーロパでもアイガーのレギュラールートは、氷河の消滅にともない、これまで固定されていた岩や土砂が崩れ落ちており、登攀不可能となっているなど、世界的に深刻な状況がうかがえます。
CNNにも同様のレポートがありました。
http://www.cnn.com/2004/TECH/science/08/17/environment.california.reut/index.html
グレイシャーポイント
Glacier Point Vista
カリービレッジの真上、980mの崖の頂上がグレイシャーポイントです。ここからは氷河作用によって形成されたヨセミテヴァレーを見下ろし、ハーフドームが正面にそびえています。
グレイシャーポイントへの自動車道路は5月中旬から11月頃にかけてのみオープンしています。また「4マイルトレイル」を使って徒歩で上がることもできます。
Echo Ridge
Cathedral PeakやUnicorn Peakといった尖峰に目を奪われてしまいついつい
見逃してしまう山です。しかしながらTuolume Meadows付近での最高峰であり、
その頂上からの360度の景色は必見です。アプローチもかなり短く、
余裕の日帰り登山ができます。
【標高】11,168ft
【ルート】西稜ルート:2級。
Budd LakeからEcho Peak群とEcho Ridgeの間の鞍部に登り、西稜を辿って上る。
(「The High Sierra」 R.J. Secor著より)。
【コメント】Tioga Road沿いのCathedral Pass トレイルヘッドからJMTを南に0.5Kmも進むと
Budd Lakeトレイルの分岐点につきます(非公式トレイルなのでサインはありません)。
このトレイルを辿りBudd Lakeへ向かいます。Budd Lakeからはクロスカントリーで
Echo RidgeとEcho Peak群の間の鞍部を目指します。この上りはオレンジ色のザレ場で、
かなり踏み跡が残っています。鞍部からは稜線伝いに頂上を目指します。
最後の20〜30メートルほどがやや切り立っており少し緊張するかもしれませんが、
Mt. Hoffmannの岩場よりは傾斜も緩く簡単です。
【写真】Budd Lakeの北西300メートル付近から見た
Echo Ridge(左)とEcho Peak群(右)。鞍部はEcho Peak群のすぐ左横。
ハーフドーム親子三代同時登頂
8月7日に、Yosemite Monthlyのすやまさんがご両親とご子息2人とともにハーフドームに登頂されたそうです。親子三代同時登頂です。(三浦雄一郎一家みたい。)
おめでとうございます。
シャトルバス・バス停の改善工事
NPSのDairy Reportによると8月2日から、ヨセミテヴァレー内のシャトルバスのバス停の改善工事が始まっているようです。サインやベンチ、日除け屋根や照明などなどの改善がされるようです。工期は120日以内ということですから12月上旬までということですね。
ビジターセンターへ行こう!
Yosemite Valley Visiter Center
年中無休。開館時間は夏期午前8時〜午後7時、秋〜春は午前9時〜午後6時あるいは5時。
ヨセミテヴァレーのビジターセンターには公園内のあらゆる情報が集まっています。レンジャーも常駐して、訪問者からのいろんな質問に答え、情報提供が行われています。
カウンターの下には200種を超えるパンフレットが常備されていて、ビジターの質問や知りたいことに応える形で手渡されます。(必要な人に、必要な情報をという考え方)「日本語の資料がありますか」と尋ねてみてください。用意されていますよ。
ハイキングの前にはコースの状況などをぜひ質問してみましょう。
ブックストアはYosemite Associationによって運営されています。この協会は民間非営利の団体で、ヨセミテに関するさまざまな良質な出版物を発行しています。会員になればブックストアで15%の割引、アンセルアダムスギャラリーで10%の割引が受けられます。
展示コーナーはやや古めですが、20分もあれば一通り見られるのでおすすめ。またビデオもつねに上映されています。
奥の出口から出るとシアターの入り口があり、昼間はヨセミテ国立公園についての映像”Spirit of Yosemite”を定期的に上映しています。夜にはドラマやバンド演奏などがあるので、演目とスケジュールをYosemite Todayで確認しておきましょう。
公園内にはハイシエラのTuolumune MeadowsにもVisiter Centerがあります。ハイシエラに行かれたらこちらもぜひ訪ねてみてください。
ヨセミテへ何を持っていく?
ヨセミテロッジやアワニー、カリービレッジなどのホテル泊を前提に、日本からの持ち物を考えます。サービスや設備は日本の普通のホテル並みと考えてください。また冬季には防寒装備が必要です。
これを選んでみる
山に行くと、いかにもアメリカンな朝食が食べたくなります。
卵は、スクランブル、サニーサイド(目玉焼き)、オーバー・イージー(半熟両面焼き)等
自分で指定ですが、ブレックファースト・ミートは大抵、ベーコン、ソーセージ、ハムの
中から選択です。日本からの訪問客の方に一番人気ないのがハムですが、
これは恐らく、あの薄切りのぺらぺらハムを想像されているせいかなと思います。
ところが、この「ハム」たるや、ハム・ステーキと呼ぶのが適当で、厚さもかなりのもの。
写真は、マンモス・レイクスの街にある「ストーヴ」という店のハムですが、横の
タバスコ瓶と比べても、その大きさ・厚さにはムムムと唸らされます。
歯ごたえよく、大抵おいしく、切って同席者に分けられる、そして
店の特徴が出やすいのも、このハム、ということで、いつもハムを選んで
出てくるのを楽しみにしています。
Mountain Heather
こちらもよくお目にかかる花で、Red Heatherとも呼ばれます。同じHeath FamilyのAlpine Laurelと似ていますが、松の葉のような茎を持ち、30センチくらいまでの高さに成長します。花の大きさは1.5センチ程度で3000メートル前後のアルパイン環境の水辺や岩場で育ちます。写真は20 Lakes Basinで撮影。