ヨセミテ渓谷での過ごし方〜シャトルバス活用法



無料シャトルバス

ヨセミテ渓谷内は無料のシャトルバスが運行されている。これを利用すれば渓谷内の東半分の多くの部分にアクセスすることができる。渓谷内での自由行動日がまる一日とれれば、シャトルを使って丸一日楽しく過ごせる。
レンタカーで来られた方も、パーキングにクルマを置いて、シャトルで回った方が見どころへのアクセスが楽だ。
ただしエルキャピタンの麓やインスピレーションポイント、ブライダルヴェール滝など渓谷の西半分へはシャトルでは行けないので、グランドツアーやヴァレー・フロアーツアー(ヨセミテ公園内ツアーとアクティビティの章を参照のこと)に参加されることをお勧めする。
なお、車いすマークの付いたバスには前入り口にリフトが付いている。


車椅子の方の乗降の様子

■シャトルバス運行時間とルート
夏期は朝7時〜夜10時まで10分おきに運行、早朝と夜間は20分おき。午後8時30分以降はハッピーアイルへのループ(地図上の一番右端のループ)が営業終了となる。
秋〜春期は日中は15-20分おき、早朝夜間は30分おきに変更される。運行時間・間隔・ルートの詳細は”Yosemite Today”(ゲートやビジターセンターで配布)で確認のこと。
■ヨセミテロッジを起点としたおすすめコース
ヨセミテロッジ→ビジターセンター→ヨセミテミュージアム→ネイティブアメリカン村→ヨセミテビレッジ周辺見て歩き→ル・コンテ記念館→カリービレッジ見て歩き→ハッピーアイルネイチャーセンター→アワニーホテル(テラスでお茶やビール)→ヨセミテビレッジで買い物→ヨセミテロッジ もちろん途中で降りてゆっくりと腰を下ろして景色を楽しんだり、絵を描いたりしてもよいだろう。


ヴァレーの概略とシャトルバスの運行図(.pdf形式440KB)


バスストップNo.はシーズンごとに頻繁に変更されるので地図でよく確認してください。(下には番号を入れません)
■ヨセミテヴィレッジ Yosemite Village/Day Parking/Degnan’s Deli
大きなギフトショップ、レストラン、銀行、郵便局、アンセルアダムスギャラリーなどがある。渓谷のいちばん賑やかなところ。(ここは街だー!)
日帰りのクルマパーキングもある。
ここには各方面へのバスストップが集中しており、アワニーホテル方面はビレッジストア前から。カリービレッジ、ハッピーアイル方面にはその向かい側。ビジターセンターとヨセミテロッジ方面はDegnan’s Deli前から出発するので、乗車するときに間違えないように。(間違えても遠回りして最終的には到着できますが・・・)

ヨセミテヴィレッジの概略図
■アワニーホテル The Ahwahnee
ヨセミテでもっとも高級なホテル。ギフトショップも高級。でも一度は足を運んでみよう。
■ビジターセンター Visiter Center
開館時間は9時〜17時まで。ヨセミテのすべての情報はここにある。カウンターにいるレンジャーに気軽に質問してみよう。日本語の資料もくれる。ヨセミテの自然ディスプレイ、ビデオ上映、シアターも併設されており日中はスライド上映。夜にはコンサートや芝居なども上演される。
ガイドや地図、自然関連の図書や写真集などが充実したブックストアーがある。(Yosemite Associationの会員は割引制度がある。)
隣にYosemite Museumがあり、ヨセミテの先住民の文化展示、屋外には村を再現した展示もある。
■ヨセミテ滝 Yosemite Fall
ヨセミテ滝にはここから400m。徒歩で7〜8分程度。雪解け水が多い時期は水量や飛沫がすごいので注意!。逆に渇水期はチョロチョロなので「なーんだ?」と思うかも。
■ヨセミテロッジ Yosemite Lodge/Camp4
ヨセミテ渓谷で一番大きな宿泊施設。レストラン、カフェテリア、ギフトショップ、コンビニエンスストアもある。キャンプ4はバックパッカーやクライマーに人気の当日受付キャンプ場。
■センティネル橋 Sentinel Bridge/Yosemite Chapel Parking
センティネル橋はハーフドームを眺める絶好のポイントのひとつ。夕方にはベストショットを狙って三脚が立ち並ぶ。橋を渡ればチャペルがある。
■ハウスキーピングキャンプHouse Keeping Camp/ル・コンテ記念館LeConte Memorial Lodge
ハウスキーピングキャンプはチープな宿泊施設。コンビニストアは小さい割に食料関係が充実している。また渓谷内唯一のコインランドリーはここにある。(夕方は結構混んでいるかも)
ル・コンテ記念館はシエラクラブの所有する由緒ある建物。夏期にはボランティアスタッフが常駐し、また講演会などのプログラムも行われる。(スケジュールはル・コンテ記念館またはビジターセンターで確認のこと。)
■バイク&ラフトレンタル Bike & Raft Rental
カリービレッジの自転車とゴムボートのレンタル。緑色の巨大テント倉庫。冬期はアイススケートリンク。
■カリービレッジ Curry Village
カリービレッジは比較的安い宿泊施設。レストラン、ピザ&ハンバーガースタンド、登山学校/ショップもある。日帰りのクルマはここにパーキングがある。
■アッパーパインキャンプ場 Upper Pines Campground
アッパーパインキャンプ場への最寄り。
■ハッピーアイル Happy Isles
ヴァーナル滝、ネバダ滝、ハーフドームへのトレイルはここから出発。朝一番のシャトルはここでおりるハイカーでいっぱい。子ども向けのネイチャーセンターもある。
■ミラーレイク Millor Lake
ミラーレイクへのトレイル入口。
■ステーブルズ(厩舎)Stables
乗馬ツアーに参加する人はここで下車。あらかじめツアーデスクで予約必要。
■パインズキャンプ場 Pines Campground
ノースパイン、ロワーパインキャンプ場への最寄り。

Hitoshi について

西村仁志です。環境共育事務所カラーズ&広島修道大学。

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