ヨセミテへ何を持っていく?

ヨセミテロッジやアワニー、カリービレッジなどのホテル泊を前提に、日本からの持ち物を考えます。サービスや設備は日本の普通のホテル並みと考えてください。また冬季には防寒装備が必要です。


●お金
ヨセミテ国立公園内ではクレジットカード、トラベラーズチェック、現金、何でも使えます。しかし少額の買い物、小さな売店では現金しか利用できないこともあります。
(またトラベラーズチェックは使用の際にパスポートの提示を求められることがあり ます。)
ATMマシンはヨセミテヴィレッジ(アートアクティビティセンター隣、ヴィレッジストア内)、ヨセミテロッジ(フロント棟内)、カリービレッジ(ギフトショップ内)、ワワナ(ストア内)、ツォロミーメドウズ(ストア内)にあり、クレジットカードからのキャッシングも可能です。
●語学について
ヨセミテ国立公園内は少し日本語の看板、パンフレット等もありますが英語が主体です。
語学が不安な方は、現地での自由行動の時のために辞書や、対訳のついた英会話の本などを持参されるといいでしょう。しかしホテルフロント、レストランやツアーデスクなどのサービス業従事者や国立公園レンジャーと話す場合、たいていの場合そう困ることなく過ごせるはずです。
●安全対策
ヨセミテ国立公園内の治安は一般的なアメリカの大都会と比較して「かなり良い」ですが、パスポートのほか現金、クレジットカード、トラベラーズチェックなどの貴重品は各自で責任を持って厳重に管理してください。(貴重品預かりはホテルフロントのみ。各部屋にはありません。)
逆にヨセミテからサンフランシスコやロスアンゼルスに戻ったときには、ヨセミテで ゆるんだ気を引き締める必要があります。
ケガ、病気、盗難などのためにあらかじめ海外旅行保険に加入しておかれることをおすすめします。
診療所はヨセミテヴィレッジからアワニーホテルに向かう途中にあります。クレジットカードやトラベラーズチェックでの診療費支払いも出来、また帰国後の保険給付金支給に必要な書類も整えてくれます。
●持ち物
(一般的な海外旅行の持ち物の他にとくに必要なもの)
山登りやテントを使ったキャンプをするわけではなくても、ヨセミテ国立公園は自然に囲まれた場所です。そのための服装、携帯品も下記を参考に持参されるといいと思います。とくに夏のヨセミテは日中陽射しはかなり強く、かなり乾燥していてホコリっぽいので、その対策をお勧めします。逆に朝夕はかなり冷え込む場合もあります。
ただしヨセミテ渓谷内にはアウトドアショッブやコンビニエンスストアもあり、もし忘れ物があってもなんの不自由もありません。
★動きやすい服装
夏期には半袖短パンで大丈夫です。時間帯や気候にあわせて長袖、長ズボン。朝晩はかなり冷えますので、セーターやジャケットも必須です。
もし、アワニーホテルでのディナーを予定しておられる方は女性はワンピースやスーツ、男性はジャケットにネクタイ着用です。お忘れなく。(そんなものには無縁の方はこれらは全然不要です。)
★歩きやすい靴
ハイキングを予定されている方は軽登山靴やトレッキングシューズが適しています。新品の場合は 履き慣らしてからお持ちになることをおすすめします。もう1足は夏期だったらアウトドアサンダル(かかとの締まるもの)でもいいと思います。カリービレッジやキャンプ場泊などで共同シャワーを使われる方はビーチサンダルが必携です。
★デイパック
一日に必要なものが入り両手を空けることのできるデイパックは必需品。
日本より安くで買えるのでおみやげ代わりにヨセミテで買ってもいいかも。
★雨具
夕立ちに備えて、できれぱ上下が分かれているセパレートタイブのレインコート。軽量の折りたたみ傘も併用すると完璧です。
★日照・乾燥対策
日除け帽子、サングラス、日焼け止め、リップクリーム、スキンケア用品など必須です。帽子やサングラスはおみやげにも適していますのでヨセミテで購入しても良いでしょう。
★虫対策
初夏のシーズンには水辺や木陰で蚊に悩まされることがあります。気になる方は「虫よけ」等をご持参されることをおすすめします
★水分補給
夏期は日中乾燥しているため汗はすべて蒸発しますので水筒は必需品です。丸一日のハイキングでは2〜4リットルもの水分補給が必要といわれています。でもそんな大きな水筒はありませんね。売店でPETボトル入りのミネラルウォーターが売られていますのでそのまま持ち歩いたり、水筒に移しかえたりしながら使います。
★懐中電灯
単3電池×2位の小さいものでいいです。夜間の外出には必需品です。またハイキングの際にも緊急時に備えデイパックに入れておきましょう。
★救急セット
簡単な救急用品(バンドエイド等)と常備薬。初夏には蚊が多いので虫よけやかゆみ止めも。
★筆記用具
メモとペンがあればいいです。
★その他各自の興味に応じて
カメラ、スケッチ道具、双眼鏡などを持っていきましょう。



持ち物に関するQ&A集

Q1.荷物はスーツケースに入れてきていいのでしょうか?大きなザックが必要ですか?
飛行機とクルマ、そしてホテル間での移動でしたら海外旅行用スーツケースで十分です。ホテルではポーターもいます。ザックや大きなダッフルバッグなど、何でもOKです。
Q2.洗濯はできますか?
ヨセミテ渓谷内にはHouse Keeping Campにコインランドリーがありますが、ヨセミテロッジ・アワニーホテルからはシャトルバスに乗らねばならず不便です。下着、Tシャツ、靴下などはバスタブで洗ってしまうこともできます。洗濯ロープがあると便利でしょう。
Q3.カメラフィルムやデジカメ用のメディアは手に入りますか?
ご心配なく。フィルムはホテルのショップで買えますし、ヨセミテヴィレッジの「アンセルアダムスギャラリー」にはスライドフィルム、モノクロフィルムなど特殊なフィルム、デジカメ用のメディアも揃っています。しかし日本で買ってこられるほうが割安でしょう。
Q4.お湯は手に入りますか?
残念ながら、ヨセミテロッジ、アワニーホテル、カリービレッジでは部屋に湯沸かしポットがついていません。部屋でコー??ーやお茶を楽しまれる方は旅行用の小さな電気ポットを持参されることをお勧めします。
飲用のお湯を入手するには手段があって、カフェテリアのコーヒーコーナーはおかわり自由のセルフサービスですから、そこで飲用の熱湯が出ます。(店員に文句言われても責任はもちませんが。)
Q5.日本食が切れると生きていけないのですが?

そういう方は日本のアウトドアショップでフリーズドライのお粥、アルファ米(お湯を入れて20分待つとご飯になる)などを買い、ヨセミテまで持っていきましょう。
Q4の方法でお湯を入手してつくります。味付け海苔や梅干しや佃煮類なども持っていくと元気百倍でしょう。
Q6.アルコールは?
ホテルやビレッジのストアではビール、ウイスキー、ワイン、リキュール類までなんでも手に入ります。ただし冷蔵庫は部屋にはついていません。氷がホテルの”ICE”のサインのところで手に入ります。氷用のプラスティック容器が部屋(ヨセミテロッジのみ)にありますので、飲み物に入れたり、冷やしたりはこれを使います。
ビールはおいしい地ビールがありますのでお楽しみください。(私からは"Sierra Nevada Pale Ale"と"Anchor Steam"がお勧めです。)バドワイザーやミラー、クアーズなどもありますが。。。
Q7. 自炊やBBQはできますか?
ヨセミテロッジ、アワニーホテル、カリービレッジには自炊設備はありません。ヴァレー内には「ピクニックエリア」が数ヶ所あり、そこでの自炊はOKです。小さなBBQグリルが設置されているところもあります。ただしシンクのついた調理場やかまどのようなものはありませんのでご注意ください。
Q7. 電子レンジはありますか?
ヨセミテロッジのカフェテリア、ショップには電子レンジがあります。

Hitoshi について

西村仁志です。環境共育事務所カラーズ&広島修道大学。

“ヨセミテへ何を持っていく?” への4件の返信

  1. 西村さん、
    質問が多い、こういう項目が、画面のトップに出てくるのは、とても親切で、わかりやすくて、良いと思います。なかなか、自力で検索したり、過去ログを探すのも面倒くさいことですし。しょっちゅう、投稿日時を最新にして、常にこれがトップに来るようにできるのでしょうか?

  2. このページは旧形式コンテンツをBlogのエントリーに書き直したものです。
    左メニュー下の方の「旅の技術」のところから常にリンクするようになっています。

  3. 「旅の技術」は素晴らしい情報だと思います。下の方で埋もれてしまいがちなのがもったいない・・・って、私が心配することじゃないですね。失礼いたしました。

  4. タイトルを変更しました。「日本から何を持っていく」でしたが、いまこのサイトをご覧いただいているのは日本在住の方、米国内在住の方が半々くらいではないかと思いますので。

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