Half Dome Hiking (ScreenSaver)

おそらくWindows向けで、Mac ではつかえないような気がしますが、
ハーフドームハイキングのスクリーンセーバーを作ってみました。
予告なく消すかもしれませんが、試験的に以下の場所に置いてあります。
(画を小さくしましたがそれでもバカでかいです。9MBくらい)
http://suyama7.hp.infoseek.co.jp/half_dome_hike.scr
nevadaF.jpg
Nevada Fall (画像の一例)
*スクリンセーバーとして設定するには右クリック→インストールです。
ただ見るだけなら、ダブルクリックすればOKだと思いますが。

西ナイル熱に関する情報サイト

BBSの方で、西ナイル熱に関する話題が出ているようですが、気になる方は、ここで最新の情報を確認する事ができます。
http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/westnile/index.htm
日本の厚生労働省にも、情報が出ております。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/04/h0428-1.html
「グランド・サークル大好き!」な私は、メモリアルデー連休に、CO・NM・AZ・UT州と周ってきましたが、まだ現地はそれ程神経質にはなっていません。個人的にも、あまり神経質になり過ぎる必要はないと思いますが、用心に越した事はありませんので、最新の情報にもとづき御注意ください。

Photo Gallery

by Hitoshi Nishimura

インスピレーションポイント
「我々は天国の門の前に来たのだ」
 まだ白人社会にヨセミテの存在が伝わっていなかった1851年、インディアン討伐のためにきたマリポサ大隊はヨセミテ渓谷が見渡せる現在の「インスピレーションポイント」に来たとき、その壮大で神秘的な風景を見て、ここは天国の門前なのだと思い、だれもが銃を静かに地面に置いたといわれている。



 エル・キャピタン
 肝を抜かれるでっかい岩。クライマーの姿が砂粒の様に見える。
 ヨセミテ滝
 まるで天から降ってくるような滝だ。
 夕陽に輝くエル・キャピタン 岩にも命がある。魂がある。
 グレイシャーポイント
 渓谷の底が1100m真下に見える。氷河が削り取ったすばらしい景観。いまも地球は生きているんだ。
 ハーフドーム ハーフドームの裏側から。頂上まであともうすこし。
 マリポサグローブ 地球上で最も長生きする樹木「ジャイアントセコイア」の巨樹が群生する森。
 トンネルツリー/マリポサグローブ マリポサグローブの「トンネルツリー」。
 夜明け前の森 午前4時45分。ヨセミテの森の夜明け前。
 日の出までもうすこし 空の明るさが増し、マーセド川の水面が輝きはじめる。
 ヴァーナル滝 ヴァーナル滝がトレイルに虹をかけている。
 ネバダ滝 ネバダ滝の上から。天からの水が渓谷に降り注ぐ。
 国立公園レンジャーの自然解説 楽しい語り口でビジターを楽しませながら、ヨセミテの自然の大切さを伝えてくれる。
 アメリカ自然保護の父ジョンミュアの一人芝居 俳優Lee Stetsonが演じるジョンミュア。公演前には一緒にお散歩にいくプログラムもあります。
 ヨセミテ・ウィルダネス・センター バックパッキングに出かけるヒトは、ここで許可証をもらいます。
 アワニーホテル ヨセミテ渓谷の最上級リゾートホテル。景観と調和する外観デザイン。アメリカ先住民アートの凝った内装デザイン。いっぺん泊まってみたいもの。
 シャトルバス 渓谷内を巡回する無料のシャトルバス
 夕陽に染まるハーフドーム 午後6時30分。ハーフドームが夕陽に染まる。
 ハイシェラの眺望 もう、最高!
 ツォロミーメドウズ ここで、風景の中に溶け込んでしまいたい。
 タイオガ・レイク 残雪の峠付近。ここを越えて3000mの標高を下ると、灼熱のネバダ砂漠地帯が広がることが想像できるだろうか。
 モノレイク ヨセミテNPの東、砂漠地帯にある塩水湖。小さなエビだけが生息している。カモメがやってくる。
 Tufa・モノレイク 地下から湧き出す真水中に含まれるカルシウムが塩水と反応してこんなタワーをつくる。
 Cathedral Peak ハイカントリーにあるカシドラルピークは尖ったピークが印象的。
 Budd Lake ハイカントリーにある、ひっそりとした湖。訪れる人も少ない。
 Cathedral Rock エルキャピタンの向かい側にある巨岩
 キャンプファイア 夕食後は火を灯して話をしよう。
 Granite Lake タイオガパスから歩いて約1時間。澄んだ湖。
 マウント・ホフマン 頂上は悪魔の館のようにそそり立っている。
 岩壁と月 朝日をうけて輝いている。
 テナヤレイク タイオガロード沿い。澄んだ水が空の色を写して美しい。
 ユニコーンピークと月 日没時ランバートドームの中腹から、こんなお月様が望めました。

みなさんのヨセミテ旅行記へのリンク


皆さんのヨセミテ旅行記のページへのリンク集を充実させたいと思っています。ヨセミテへの旅行記ホームページをお持ちの方は管理者あてメールでぜひお知らせください。


■えりも大好き
 えりも岬のアザラシ夫婦が贈る、えりも町とっておき情報! ヨセミテ紀行あり。
■浜ッコ便り
 「アメリカ旅日記」でヨセミテ行き。
■Americaをもっと知ろう!楽しもう!
 「America大陸旅ガイド」に鈴木ユキさんのヨセミテ国立公園訪問記のページあり。情報量充実。
■SHIN & JUNKO TANAKA – SUNRISE SUNSET
 サンタモニカに住む家族のLA生活情報と、アメリカ大陸子連れ旅行のTips。フロリダ、ヨセミテ旅行記あり。
■Mikio Suzuki 山と旅
 中国の雪連峰、クラウン峰、パキスタンのK2、ネパールのアイランドピーク、アメリカのヨセミテ等の海外登山と貧乏旅行。
■Wonder National Parks
 山本こういちさんが訪れたアメリカの National Park と旅に関する情報。
■Take off!
 佐々木さんの「空」と「自然」のページ。ヨセミテ国立公園情報ページあり。
■ヨセミテの歩き方
 California在住の木村ファミリー。100回以上行ったヨセミテ国立公園情報ページあり。
■TOMBOY
 San Joseへ2度出張する間に、ヨセミテに3度行き、機会があればまた行きたいと思っているヨセミテおたく一歩手前のともこさんのページ。ヨセミテ国立公園情報ページあり。
■Yasushi’s Page
 Yasushiさん「きままな旅行記」。レンタカーでサンフランシスコからヨセミテ〜ソノマ〜ナパバレー(ワインの産地)へのドライブ。レンタカーによる旅のchipsためになります。
■ヒナファクトリー別館
 ハワイ・ホノルル在住の公文康博さんのページ。キャンピングカーをレンタルされてヨセミテに行かれました。
■Mie and Taka’s Wonder Cafe
 〜美枝と孝明の旅行記〜米国国立公園でキャンプした40日間の旅行記や冬のヨセミテレポートあり。
■ハーフドーム登頂記
 カネゴンさんのハーフドーム登頂記です。
■ARA-MASAのホームページ
 ジョン・ミューア・トレイル完全踏破の記録。
■Spicy Candy
 カリフォルニア・ドライブの旅。
■Come on! Cyako’s Room
 Cyakoさんのアメリカドライブの旅。
■rsuzuki.com
 カリフォルニア在住の鈴木さんご夫妻のページ。サンフランシスコベイエリアを中心としたアメリカの生活、旅行情報満載。国立公園情報あり。
■アメリカの国立公園巡り
 著者曰く「私のライフ・ワークとして、年に2回の海外旅行をアメリカの国立公園巡りに費やしています。現在、53ケ所の内、47ケ所の訪問を完了しました。」すごい!
■もん吉とゆき造
 アメリカ大自然紀行。ヨセミテの他、グランドキャニオン、グランドサークル、アラスカの旅行記も。
■KAKO@NAT’L.PARKS
 KAKOさんのアメリカ国立公園の旅。そう・・・”アメリカは大自然をみるところ!”
●Yosemite Monthly
 掲示板でおなじみ、巣山 崇さんのヨセミテ情報ページ。カリフォルニア在住で毎月(毎週という噂も?)ヨセミテに通う強者です。
■My way of muma
 子連れ主婦mumaさんの初めての海外個人旅行記です。
■マリンジャンボの旅行記
 マリンジャンボさんのHP。アメリカ一人旅の日記あり。
■FREMONT 94538 in Berlin
 カリフォルニアのFREMONTにお住まいだったChappyさんのページ。
■LEMPUS
 元シリコンバレーの住人だった「せーちゃん」のページ。ハーフドーム登頂記もあります。
■人が好き 自然が好き
 「もや」さんが日本ネイチャーゲーム協会のツアーに参加された際の記録「ヨセミテの人と自然から学んだこと」が掲載されています。
■Morgen-rote
 もるげんさんのページ。
■加州吉野屋
 カリフォルニア・シエラネバダを歩く。フリーモントにお住まいの吉野さんのHPです。
■国立公園のページ
 サンノゼにお住まいのあらかわさんのHPです。
■ヴォイス オブ シリコンヴァレー
 シリコンヴァレーにお住まいのYOSHIさんのHPです。
■ヨセミテの青い空
 あやこさんがハイカントリーハイキングの様子を綴りました。
■先日はどうも〜
chopin92さんのブログです。ヨセミテ日帰りツアー参加。



Special!


(ヨセミテ以外のナショナルパークの関連ページ、北米の旅参考ページ)
■ち ゃ る る 〜 さ 通 信
 シアトルで学生生活とネイチャートレイルづくりのボランティアをやってる丹羽さんのページ。Mt.Rainier国立公園大好きページもあり。
■SAMAR & KEMAR イタリアとアメリカ国立公園
 らばんばさんのイタリアとアメリカ国立公園の旅。
■旅人文庫
 全世界への旅行記のリンク集サイトです。
■ワイン・カントリー日本語ガイド
 北カリフォルニア・ワインカントリーへの個人旅行をサポートします。
■加藤則芳オフィシャルサイト “Backpacker’s Almanac”
作家・加藤則芳さんのアパラチアン・トレイル3500キロの旅(現在進行中!)

ヨセミテ国立公園関係リンク

●ヨセミテ国立公園(国立公園局)
 ヨセミテについての公式情報。まずはここからご覧になることをお勧めします。
ヨセミテ国立公園公式サイトの日本語インデックスはここにあります。)
●ヨセミテ・オンライン(Yosemite Association)
 Yosemite Associationはヨセミテ国立公園内での教育セミナー、出版などを行うNPOです。
●Yosemite Fund
 ヨセミテ国立公園の保全のためのさまざまなプロジェクトを行っているNPO。
●Yosemite National Institute
 ヨセミテ国立公園内で学校団体を受け入れて環境教育活動を行っているNPO。
●Yosemite Concession Service
 ヨセミテ国立公園内のホテル、売店、バス輸送、ツアーなどを運営している会社です。
●A Guide to Yosemite National Park
 John Rabold氏によるヨセミテ国立公園への旅のリファレンス。
●ヨセミテエリア・トラベラーズインフォメーション
 ヨセミテ国立公園および周辺の宿泊情報その他。
●YosemiteFun.com
 ヨセミテ情報ページ。
●シエラ・クラブ/ヨセミテ支部
●ジョン・ミュア(シエラ・クラブ)
●ル・コンテ・メモリアル・ロッジ(シエラ・クラブ)
●ジョン・ミュア・センター
●ジョン・ミュア・トレイルのページ
 ヨセミテ国立公園からセコイア&キングスキャニオン国立公園を結ぶ340kmの原生自然トレイル
●アンセル・アダムス・ギャラリー
●アンセル・アダムス
 ヨセミテをはじめ、アメリカの国立公園を数多く撮影した写真家
●オバタ・チウラ
 1920年代ヨセミテへのスケッチ旅行をして以来、シエラの魅力を描き続けた日本画家。
●TBSテレビ「世界遺産」
●「地球の歩き方〜アメリカの国立公園」
●文化環境研究所
 このページの作者、西村も作成に関わり、一部執筆もしている『アメリカ国立公園における環境教育の現場 調査報告書』が読めます。
●Ostrander Ski Hut
●ヨセミテの天気
●Sunrise, Sunset Calendars and Local Time
 日の出、日の入り、月の満ち欠けと出没時間がわかります。
●California Parlor Car Tours
サンフランシスコ発着のヨセミテ行きツアー(日帰り、2日、3日)を催行しています。(日本語HPあり)
●Yosemite Guides
ヨセミテ国立公園のゲートの街エル・ポータルにあるネイチャーガイド会社。日本語による問い合わせ、ネイチャーガイドも対応可能。(日本語HPあり)
●JTB LOOKアメリカンツアー
JTBの現地法人によるサンフランシスコ発着のヨセミテ行きツアー(日帰り、2日、3日)(日本語HPあり)
●アムトラックのページ
 サンフランシスコ(オークランド)〜モデスト/マーセド(ヨセミテ最寄り駅)への列車を運行しています。
●グレイハウンド社のページ(時刻表・料金情報あり。)
 全米をカバーする長距離バス。
●VIA-Adventuresのページ
 Merced/Mariposaからヨセミテへの乗り合いバスを運行しています。
●Yosemite Area Regional Transportation System(YARTS)
 ヨセミテ近郊の街から国立公園内への乗り合いバスを運行しています。
●カリフォルニア・ハイウェイ情報
 混雑や工事情報など
●モノ・レイク委員会
 東側ゲートの町リーバイニングにあるモノ湖の環境保全団体です。
●カリフォルニア州フィッシュ&ゲーム局
 釣りのライセンスについてはここで情報収集してください。
●ヨセミテ渓谷鉄道メモリアル
 1907〜1945までマーセド〜エルポータル間を結んで走っていた鉄道の記録。
●Yosemite Monthly
 シリコンバレー在住の巣山 崇さんのヨセミテ情報ページ。掲示板もあり。

数字でみるヨセミテ国立公園

(2002年現在。”The Complete Guidebook to Yosemite National Park” Steven P. Medleyによる)
■開設:1890年10月1日
■面積:748,542エーカー(1,169平方マイル 3,029平方キロ)うち94%がウィルダネスエリア
*東京都(2,102平方キロ)の約1.5倍。京都府(4,612平方キロ)の約3分の2。
■キャンプサイト数:1,445
■宿泊室数:1,729室
■舗装道路延長:360マイル(576km)
■ハイキングトレイル:800マイル(1,280km)
■野生動物種類数:両生類と爬虫類40、鳥類242、魚類11、哺乳類77
■植物種類数:開花植物1,400、樹木37
■最高ピーク:Mt.Lyell(ライエル山)13,114フィート(3,997m)
■公園の地理的中心:Mt.Hoffman(ホフマン山)
■舗装道路の最高高度:タイオガ峠 9,941フィート(3,031m)
■おもな湖:318 (うち魚の棲息している湖127、棲息していない湖191)
■川の総延長:880マイル(1,408km)
■道路の最大制限速度:時速45マイル(72km/h)

ヨセミテ国立公園の全体像


カリフォルニア全体、S.F.とL.A.とヨセミテN.P.の位置関係

 ヨセミテ国立公園はアメリカ・カリフォルニア州のほぼ東端にあり、サンフランシスコから直線距離で約260キロメートルのところに位置している。南北に約80キロ、東西に約65キロ、面積にして3,029平方キロメートルという広大な敷地をもち、これは東京都の約1.5倍もの面積である。
 公園観光の中心は地図の中央やや下にあるYosemite Valley(ヨセミテ渓谷)である。ここにはヨセミテ滝をはじめとする数々の滝やハーフドーム、エルキャピタンなどの巨岩などみどころが集中する。またホテル、ロッジ等4つの宿泊施設とキャンプ場等もあり、まさにヨセミテ観光の中心地と言える。
 公園を横断するハイウエイ120号線は別名タイオガ・ロードとも呼ばれ東へ行くにしたがって徐々に高度を上げ、公園東端のタイオガ峠は標高3000メートルにもなる。途中にはハーフドームを背後から眺望するOlmsted Pointや美しく澄んだ湖Tenaya Lake、公園内で最も大きな草原Tuolumne Meadowsなど、素晴らしいドライブコースとなっている。また沿線からは数々のハイキングトレイルがあり、3000〜4000m級のピークや、渓流、草原、湖などをめぐることができる。
 公園の北半分へのアプローチは難しい。Hetch Hetchy(ヘッチ・ヘッチー)渓谷に車道がついている他は徒歩によるしかない。(ここにはダムが造られ、サンフランシスコ市の水源となっている。)
 公園南部の観光の中心はWawona(ワワナ)である。公園南ゲートから近いMariposa Groveにはジャイアントセコイアの巨樹群があり、ヨセミテ渓谷と並ぶ公園観光のもうひとつのハイライトである。
 冬期には140号線、41号線を除き多くの自動車道が通行止めとなるので注意してほしい。これらのすべてのエリアに行けるのは5月下旬〜10月下旬の間であろう。

NPSの地図による

ヨセミテ・アソシエーションについて

The Yosemite Association(Y.A.)


季刊誌「Yosemite」

ヨセミテ・アソシエーション(YA)は、図書の出版・販売、プログラム、フィールドセミナーおよびビジター・サービスなどの事業活動および会員制度を通じてヨセミテ国立公園の支援を行っている非営利の教育組織です。
YAはアメリカで最初の「国立公園に協力する組織」として1923年に設立されました。教育プログラム、博物館の運営、研究および環境上のプログラムを支援するために国立公園局(NPS)への援助を行っています。
■2000年にYAがNPSに対して行った援助
自然解説に $158,886
情報支援に $151,871
自然解説プログラムの運営に $39,909
出版物の経費として $30,527
販売地域デザイン変更のために $13,631
その他 $65,270
合計 $460,094
■会員数(2000年度末)
8,500名 (2000年度の新入会員は897名)
■会員の特典
・季刊誌「Yosemite」の購読。(年4回)
・ビジターセンターのブックストアでの図書、地図、ポスター、カレンダーおよび他の製品の15%の割引。
・フィールド・セミナー参加費の10%割引。
・アンセルアダムスギャラリーでの購入の10%割引。
・会員ミーティングやボランティア活動への参加。
■会員の種類と年会費
A.個人会員 INDIVIDUAL MEMBERSHIP $30
B.家族会員 FAMILY MEMBERSHIP $35
C.支援会員 SUPPORTING MEMBERSHIP $30
D.貢献会員 CONTRIBUTING MEMBERSHIP $100
E. 永年会員 SUSTAINING MEMBERSHIP $250
F. パトロン会員 PATRON MEMBERSHIP $500
G. 後援者会員 BENEFACTOR MEMBERSHIP $1,000
H. 国際会員 INTERNATIONAL MEMBERSHIP $40


日本在住の方も国際会員として入会できます。入会手続きはWEBサイトからどうぞ。


The Yosemite Association


「ヨセミテ国立公園大好き!」はYOSEMITE ASSOCIATIONを応援しています。

ヨセミテの気候



渓谷のWilderness Centerの掲示

■概況
 ヨセミテの気候は比較的温和だが、4月から10月にかけては日中あたたかく夜は冷える。冬も比較的温和で平均最高気温はヨセミテ渓谷内(海抜約1,200m)で摂氏5度〜10度。もちろん標高による影響は大きいので海抜600mから4,000mまで、ヨセミテ国立公園内はおどろくべき気候のバリエーションがある。
 年間降水量は約1000mm。そのほとんどが12月から3月にかけて降る。11月にはたいてい初雪が降り、渓谷での積雪は平均74センチだが、60センチを超えることはまれ。海抜2,100mのバジャーパスではたっぷりの雪でダウンヒルスキーを楽しむことができ、またクロスカントリースキーも公園の高地部でよく楽しまれている。
 春、暖かくなると川の流水量が増え、そして激動する滝をつくりだす。しかし夏の渇水期になると多くの滝が枯れてしまう。
■服装は
 夏のヨセミテ渓谷内の滞在であっても、朝夕は10度近くにまで下がるということをお忘れなく。セーターやジャケットを1着入れておこう。
■ハイカントリーの気候
 夏期にはクルマでタイオガ・ロードを通り、2時間ほどでツォロミーメドウズやタイオガ峠まで比較的容易にアプローチできる。しかしここはヨセミテ渓谷から1,500m以上も高所であることを忘れてはならない。
 一般に高度100mで0.6度気温が下がるといわれており、単純にこれを当てはめると9度近く気温差があると思っていただいて良い。つまり8月であっても最高気温23度、最低気温1度ということになる。私も8月ツォロミーメドウズのキャンプでは昼間はTシャツ・短パン姿だが早朝はダウンやフリースのジャケットを着用した。
■ヨセミテにはどの時期に行くのがいいか
 ヨセミテは四季を通じて楽しめるため、一概にいつがいいかは言えない。ただし夏期のみ、あるいは春〜秋のみオープンする道路、プログラム、施設も多いため、国立公園の全容を知ろうと思えば夏シーズンに行く必要があるだろう。
 一方で厳冬期の静けさ、氷と雪のヴェールの包まれた姿も神秘的だ。

  • 6月中旬〜
    夏期シーズンの始まり。ビジターセンター、レンジャープログラムの規模が最大限にオープンする。学校も夏休みになり、こども向けのプログラムも始まる。滝の水量もこのころピークである。
    冬の積雪量によるが、ハイカントリーへのルート「タイオガ・ロード」もオープンし、ハイカントリーにあるキャンプ場も営業を開始。(雪の多い年はオープンが7月にまでずれ込んむこともある。)
  • 7月中旬〜8月
    ビジターも最盛期。渓谷は大混雑。日中の気温はかなり上がる。小さな滝は水量が減り、徐々に枯れてくる。
    草原ではさまざまな種類の花々が咲き乱れる。
  • 9月上旬〜
    Labor Day(9月第1土曜)を境に公園は秋シーズンに入る。レンジャープログラムの規模は縮小。こども向けのプログラムはなくなる。渓谷の滝の水量もかなり減り、年によってはヨセミテ滝も9月上旬に枯れてしまうこともある。
  • 10月
    ハイカントリーのキャンプ場は営業終了。レンジャープログラムもかなり規模縮小。
    しだいに紅葉の時期。10月中旬にハーフドーム頂上にアプローチするワイヤーケーブルが取り外される。
  • 11月中旬〜
    冬シーズンに入る。初雪もこのころ。カリービレッジにはスケートリンクができる。(3月まで)
  • 12月〜3月
    本格的な積雪期。道路も閉鎖区間が多く行動範囲はかなり限定される。
    クロスカントリースキーが楽しめる。バジャーパスにはダウンヒルスキー場もオープン。この時期のヨセミテ渓谷は静かで美しい。
  • 4月〜5月
    春のシーズン入り。バジャーパスのスキー場の営業終了。徐々に道路もオープン。レンジャープログラムも少しづつ規模拡大。
    5月上旬にはヨセミテ渓谷内のDogwood(アメリカハナミズキ)が開花。
    5月中旬にハーフドーム頂上にアプローチするワイヤーケーブルが設置される。




ヨセミテ渓谷の気象データ

1月

4月

7月

10月

日照時間

3:57

7:38

9:34

6:45

晴天の日の割合

39%

70%

97%

81%

午後の気温(摂氏)

9

19

32

24

相対湿度

86%

69%

50%

64%

乾燥した日の割合

74%

80%

97%

94%

月間降水量(mm)

173

84

10

38

月間降雪量(cm)

64.5

11.4

—-

0.5



ヨセミテ渓谷(海抜1220m)の平均降水量と気温

降水量
(mm)

最高気温
(摂氏)

最低気温
(摂氏)

1月

161

8

-4

2月

168

13

-3

3月

149

14

-1

4月

84

18

1

5月

38

22

4

6月

13

27

8

7月

7

32

10

8月

2

32

10

9月

14

28

9

10月

43

22

4

11月

89

14

-1

12月

180

9

-3


(Yosemite Associationの資料による)

近代ヨセミテ年表

  • 1833     ヨセミテ渓谷に白人が初めて到達。シエラネバダ山脈を横断したJoseph Walkerのチームが「人間には超えられない1マイルを超える絶壁」に遭遇。
  • 1851     服従しないインディアンを追うべくJames Savage少佐の命令をうけたマリポサ大隊がはじめてヨセミテ渓谷に入る。
  • 1852     マリポサグローブのジャイアントセコイア群が鉱山試掘者によって発見される。
  • 1855     最初の旅行者がJames Mason Hutchingsをガイドとしてヨセミテ渓谷にやってくる。一行のなかにはThomas Ayresという画家がおり、最初のヨセミテ渓谷のスケッチを描いた。
  • 1856     センティネル・ロックの麓に「The Lower Hotel」がヨセミテ最初の建造物として建てられる。またヨセミテ渓谷への最初のトレイルがMilton & Houston Mann兄弟によって完成した。
  • 1859     C.L.Weedによってヨセミテ渓谷の最初の写真が撮影される。
  • 1864     ヨセミテ渓谷とマリポサグローブのジャイアントセコイア群が世界最初の州立自然公園として指定される。Florence Hutchingsがヨセミテ渓谷で最初の赤ちゃんとして誕生する。
  • 1866     Galen Clarkが最初の「ヨセミテの守護者」と名付けられる。
  • 1868     John Muirのヨセミテへ初めての旅。
  • 1871     8月29日、J.B.Tilestonがヨセミテの最高峰Mt.Lyellに登頂成功。
  • 1874     ヨセミテ渓谷への最初の道路the Coulterville Roadが完成、1ヶ月後にはthe Big Oak Flat Roadが完成。
  • 1875     George Andersonが初めてHalf Domeに登頂成功。最初の公立学校がヨセミテ渓谷に開校。
  • 1876     John Muirが書いた野放図な羊の放牧を警告する新聞記事が掲載される。
  • 1878     A.Harrisにより最初に公営のキャンプ場がヨセミテ渓谷にオープン。現在のアワニーホテルの近く。
  • 1890     ヨセミテが国立公園に指定される。しかしヨセミテ渓谷とマリポサグローブのジャイアントセコイア群はその範囲に含まれず、周囲の広大な地域が指定された。
  • 1891     ヨセミテ渓谷に最初の電話線が引かれた。
  • 1892     カリフォルニア州のFish and Game委員会によりマスがヨセミテの川に放流される。
  • 1896     銃器の国立公園内への持ち込みが禁止になる。
  • 1898     最初のパークレンジャーArchie Leonardがヨセミテに着任。
  • 1900     最初の(蒸気)自動車がヨセミテにやってきた。
  • 1907     Yosemite Valley Railroadが開通。
  • 1913     自動車の乗り入れが公式に認められる。
  • 1915     John Muir Trailの建設が認可される。
  • 1916     国立公園局が創立。Washinton B.Lewisが最初のヨセミテ国立公園管理事務所長として着任。
  • 1917     最初のハイシエラキャンプ、Tuolumne Meadows Lodgeが開設。
  • 1919     ヨセミテ渓谷に最初の飛行機が着陸。
  • 1928     ヨセミテ博物館がオープン。
  • 1934     Hetch Hetchy貯水ダムの水がベイエリアに送られる。
  • 1935     Badger Passのスキー場開発。
  • 1940     Ostrander Ski Hutが冬季に営業開始。
  • 1949     ヘリコプターによる最初の人命救助活動が行われる。
  • 1951     最初の飛行機によるマス放流が行われる。
  • 1954     ヨセミテ国立公園への年間訪問客がはじめて100万人を超える。1,008,031人を記録。
  • 1958     はじめてEl Capitanの絶壁の登頂が成功。
  • 1961     WawonaにPioneer Yosemite History Centerがオープン。
  • 1966     ヨセミテ渓谷の現在のビジターセンターが竣工。
  • 1967     ヨセミテ国立公園への年間訪問客がはじめて200万人を超える。
  • 1969     Wawona Tunnel Treeとして親しまれてきたジャイアントセコイアの大木が冬季の積雪によって倒れる。
  • 1970     無料シャトルバスのシステムが開始。
  • 1974     グレイシャーポイントからのハングライダー飛行が許可される。
  • 1976     タイオガロードが4月10日に夏期のオープン。これはもっとも早い記録。
  • 1980     The Yosemite General Management Planが策定。これは公園の最初の長期計画。
  • 1983     マリポサグローブのジャイアントセコイア群での最初の火入れが行われた。
  • 1984     ヨセミテが世界遺産リストに入る。
  • 1986     California Bighorn Sheepがヨセミテに再び放たれる。
  • 1987     ヨセミテ国立公園への年間訪問客がはじめて300万人を超える。3,266,342人を記録。
  • 1990     ヨセミテ国立公園指定100周年を祝う。8月に大規模な森林火災が発生。
  • 1993     Yosemite Concession Services Corp.がYosemite Park & Curry Co.に代わって公園内の営業活動を行うようになる。
  • 1995     ヨセミテ国立公園への年間訪問客がはじめて400万人を超える。4,101,928人を記録。ヨセミテ国立公園管理事務所長として最初の女性B.J.Griffinが着任。3月に大規模な崖崩れがハッピーアイル周辺で発生。
  • 1997     新年1月1日に「百年に一度」とも呼ばれる大洪水が発生。復旧工事のため3月14日まで公園は閉鎖となった。
  • (参考:”The Complete Guidebook to Yosemite National Park” Steven P. Medley)