Hitoshi について

西村仁志です。環境共育事務所カラーズ&広島修道大学。

汗臭い足の匂い?ランの新種発表

「eureka」によると、以下のような記事がありました。
http://eureka-i.jp/news/2007/07/0707173594.html
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 米国カリフォルニア州のヨセミテ国立公園だけに自生する、独特の匂いを放つランが新種であることが分かり、16日カリフォルニア州植物学会誌Madronoに発表された。
 研究者らの発表によると、「ヨセミテ湿地ラン」(Yosemite bog-orchid)と呼ばれるランは、正式名がPlatanthera yosemitensisで、夏の間6mm程度の小さな黄色い花をつけるが、授粉のために昆虫をひきつけるのはむしろ“汗臭い足”のような強烈な匂いだという。この植物は、ヨセミテ国立公園内の9カ所で見つかっていて、高度1830mから2740m、水がわく湿地帯に自生している。このランが初めて採取された記録は1923年だったが、最近になって押し花収集が植物学者の手に渡り、カリフォルニア州内のどのランにも似ていなかったことから調査が始まり、今月になって新種と認められた。希少な植物であることから、自生する詳しい場所は公表されていない。
 ランは自然界で最も多くの種類を持つ植物で、世界で3万種ほどが見つかっている。

SFクロニコルから”DANGER ON THE DOME”

サンフランシスコ・クロニコル紙に”DANGER ON THE DOME”という記事が掲載されています。
先日のハーフドームからの転落事故に関連して、ハーフドーム頂上部分の混雑の現状について紹介しています。(写真もあり)
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2007/07/07/MNGKGQSQ1V1.DTL&hw=yosemite&sn=004&sc=807

高温+日射の警報

ヨセミテ+カリフォルニアセントラルバレーでは今週、高温+日射の警報が出ています。
帽子やサングラス、日焼け止めの準備と長時間高温+日射の場所にいることをさけること。
水分を沢山とり、アルコールやカフェインの飲料をさけること。
など、対策することで日射病や熱中症をふせぐことができます。
どうぞ、気をつけてお出かけください。

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ハーフドームで転落事故

NPSによるとハーフドームの頂上へのワイヤーケーブル部分で16日土曜日の午後に転落事故があったようです。
「のはら・ひろふみ」さんという日本人の方が亡くなられたようで、同行者が4名おられたようです。
詳細は不明ですが、ご冥福をお祈り申し上げます。

Hiker visiting from Japan falls to his death scaling Half Dome
A 37-year-old man died Saturday afternoon while hiking Half Dome in Yosemite National Park with four friends, a park spokeswoman said. Hirofumi Nohara of Japan fell about 300 feet to his death while hiking a section of the rock that is equipped with cables, spokeswoman Adrienne Freeman said Sunday. It’s not clear why or how Nohara fell, Freeman said. Freeman said Nohara, who was in the United States on a work visa, was about two-thirds of the way up the cables, which line the last 400 feet to the summit. (FresnoBee – 6/18/07)
http://www.modbee.com/local/story/13701680p-14289760c.html
http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2007/06/19/YOSEMITE.TMP

Yosemite Indian Big Time

今週末、ヨセミテヴィレッジの Indian Villageで「Yosemite Indian Big Time」という先住民たちによる文化イベントが行われます。
手工芸品の展示やゲーム、ダンス等が行われるようです。
The public is invited to the annual Yosemite Indian Big Time June 16th and 17th at the Indian Village in Yosemite Valley. There will be Indian crafts and traditional cultural activities including games and dancing. This is a special event that few National Parks have the privilege to enjoy. Come celebrate the living American Indian culture. The annual Big Time Gathering: In cooperation with the National Park Service, the maintainance parking area will be used this weekend for the annual Yosemite Indian Big Time Gathering, June 16th & 17th, 2007. A request is to move employee and Gov’t vehicles from the parking area by 5:30p.m., Friday, June 15th, 2007 to prepare for this annual event. Thank you. (P. Johnson/J. Simons – 6/12/07)

TMのキャンプ場オープン

Tuolumne Meadowsnのキャンプ場がオープンしました。
Tuolumne Campground opened for the season June 11th. All sites are available on a first come first serve basis through July 14th. Beginning July 15th half of the campground will be available for advance reservations, the remaining campsites will be first come first serve for the season. (S. Ogden – 6/11/07)

講演会:アメリカに生きた日本人画家 小圃千浦

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2007年7月1日(日) (13時開場・13時30分開演/予約不要・参加無料)
同志社大学京町家キャンパス「江湖館」(京都市中京区衣棚通丸太町下る玉植町・地下鉄丸太町下車徒歩3分)
スライド上映と講演:Kimi Kodani Hill(Granddaughter of Chiura Obata)
                 *講演は英語で行われ、日本語通訳がつきます。
進行・解説:西村仁志(同志社大学大学院総合政策科学研究科准教授)
講演会終了後、交流の集いを行います。(要予約:会費1,000円 お茶・お菓子つき)
▼小圃千浦 (おばた・ちうら/1885-1975 カリフォルニア大学バークレー校名誉教授)は戦前からヨセミテをはじめとするカリフォルニアの風景を日本画で描きつづけた画家である。
 千浦は仙台の出身。14歳で家出し東京で邨田丹陵(むらた・たんりょう)の弟子となり、若干17歳で日本美術院正会員になるが、1903年、18歳で単身渡米する。サンフランシスコで舞台美術や邦字紙のイラストなどで生計を立て、1927年ヨセミテへのスケッチ旅行で描いた作品展をきっかけにカリフォルニア大学バークレー校に美術部教授として迎えられる。
 1941年日米は開戦。西海岸では日系人11万人が敵性外国人と見なされ強制収容所へ送られた。千浦も家族とともに日系人収容所に送られるが、「いかなる状況下にあっても、教育は食糧同様に重要だ。なかでも芸術はもっとも建設的な教育だと信じる。」との信念のもとに美術学校を収容所内に創立する。ここではのべ600人もの人々が学び、多くの日系人アーティストを輩出したのである。
 戦後、千浦は大学に復職し、その後の人生は日本の自然と文化をアメリカに紹介することに捧げ、また毎年ヨセミテでのキャンプとスケッチを欠かさなかった。カリフォルニアの大いなる自然は千浦のアーティストとしての感性をさらに磨き、また生きる希望を与えたのである。
▼Kimi Kodani Hill(キミ・コダニ・ヒル)千浦の孫、バークレー在住。ヨセミテを描いた画集”Obata’s Yosemite”の発刊に尽力し、そして戦時下の収容所生活時代を伝える “Topaz Moon” を自ら著して、千浦の辿った足跡を伝えつづけている。またヨセミテ国立公園をサポートするNPOであるYosemite Associationの理事をつとめている。
問い合わせ:同志社大学西村研究室/TEL&FAX:075-251-4906 E-mail:whitewolf@mail.doshisha.ac.jp
案内(pdf)をダウンロード

日米の架け橋となったアワビ漁師と画家

日米の架け橋となったアワビ漁師と画家
〜小谷源之助・仲治郎と小圃千浦の足跡をたどる〜
 1897年(明治30年)に房総からカリフォルニアに渡った小谷源之助・仲治郎兄弟と男あまたち。兄源之助はカリフォルニアでアワビ事業を開拓し、弟仲治郎は千倉に戻り、器械式潜水技術者を養成して人材供給を行った。兄弟のパートナーシップは大きな功績を果たしたが、その後カリフォルニアのアワビ漁は衰退し、戦争を経てそれぞれの家族は太平洋をはさんだまま暮らし続けることとなった。兄弟が渡米してから110年目にあたる今年、兄源之助の末子・ユージン氏とその娘キミさんが初めて南房総を訪れ、小谷家のルーツをたどる。
 同じ時代に渡米し、風光明媚なヨセミテ国立公園を描いて認められ、戦前からカリフォルニア大学バークレー校で教鞭をとり、名誉教授にまでなった日本人画家・小圃千浦(おばたちうら)。日米開戦後に移送されたタンフォラン日系人収容所内では美術学校を開き、多くの後進に夢と希望を与えた功績をもつ千浦は、ユージン氏の夫人ユリさんの実父である。源之助と千浦を祖父にもつキミさんは現在、ヨセミテ・アソシエーションの理事として、千浦の作品管理や講演などを行い、活躍している。ユージン氏とキミさんの来日に合わせて、お二人の協力のもと、源之助・仲治郎兄弟と千浦画伯の足跡をたどる記念講演を行う。
日 時:2007年6月19日(火)開場12:00 開演13:00 終了予定15:00
開 場:たてやま夕日海岸ホテル(館山市八幡822 TEL.0470-23-8111)
参加費:1,000円(資料代含む、ソフトドリンク付)
内 容:スライド講演
    (1)「小谷源之助・仲治郎兄弟の功績」山口正明氏(南房総市在住)
    (2)「小圃千浦の芸術と生涯」キミ・コダニ・ヒル氏(カリフォルニア州在住)
       *終了後、かんたんなティーパーティーを用意します。
主 催:NPO法人南房総文化財・戦跡保存活用フォーラム
後 援:館山市、館山市教育委員会、南房総市、南房総市教育委員会(予定)
    たてやま海辺のまちづくり研究会、オーシャンクィーン
(関係者の山口様からいただいた情報を掲載しています)

カリービレッジで崖崩れ

9日土曜日の未明、カリービレッジの上、Staircase Fallsの落ち口あたりから小規模な崖崩れがあったようです。
一部のテントキャビンが供用停止になっています。

A small rockfall occurred at 2:53 am on Saturday, June 9 behind Curry Village. The release point for the rockfall was ~550 meters (1800 feet) above the Valley floor, at the top of Staircase Falls. A rock about 20 cubic meters in size (60 tons) fell down the path of Staircase Falls, sweeping additional debris down with it. Seventeen tent and hard-sided cabins in Curry Village are closed as a precautionary measure pending assessment. (N. Nicholas – 6/11/07)