SIERRA BIRDS

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Heyday Booksからの新刊。200種以上の野鳥がカラーイラストでわかりやすく紹介され、また薄くハンディなのでハイキングにも持っていけます。
Written and Illustrated by John Muir Laws
ペーパーバック: 64 p
出版社: Heyday Books ; ISBN: 1890771783
9.95ドル

High Sierra

何気無く使っている「High Sierra」という言葉ですが、”The Geologic Story of Yosemite National Park” (N. King Huber著、Yosemite Association出版) によると、それはJ. D. Whitneyによって造られた言葉と書いてありました。確かにWhitneyの「The Yosemite Book」(1868年出版)の第四章には「The High Sierra」とタイトルが付いており、以下のような文章で始まっています。
「Having, in the last chapter, given as full a description of the Yosemite Valley as our space will permit, we proceed next to call the reader’s attention to the higher region of the Sierra Nevada, the Alps of California, as the upper portion of the great chain of mountains is sometimes called; this region we designate, for convenience, as the ”High Sierra.” It is, however, especially the elevated valleys and mountains which lie above and near the Yosemite that we wish to describe, and to endeavor to bring to the reader’s notice, as this is not only a region central and easy of access, but one extremely picturesque, and offering to the lover of high mountain scenery every possible inducement for a visit.」

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Amazon.co.jpで「Yosemite」キーワードで並ぶ図書です。

アメリカの国立公園−自然保護運動と公園政策

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値段も内容も「学術書」レベルですが、アメリカの国立公園の成立と発展、開発と保護をめぐる自然保護団体や官僚、政治家を巻き込んださまざまな論争などなど非常に興味深いです。
ヨセミテにもゆかりの深いオルムステッド、ホイットニー、もちろんジョン・ミューア、デビッド・ブラウアーなどが登場します。
上岡克己著 築地書館 ; ISBN: 4806712558 ; (2002/12) 2.940(税込)
目次)
序章 国立公園との出会い
第1章 公園とは何か
第2章 アメリカの国立公園の誕生(1832-1889)
第3章 ジョン・ミューアと国立公園(1890-1914)
第4章 国立公園の発展(1915-1961)
第5章 国立公園を守る
第6章 環境の時代(1962-)

Tioga Pass周辺ガイドブック

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Tioga Roadも来週には全線開通、あと2月もすれば雪も消え本格的な
ハイシエラハイキングのシーズンがやってきます。
ヨセミテ国立公園大好き!でTuolumne Meadowsとともに人気の高いタイオガパス周辺ですが、
前者にくらべ情報も少なく今ひとつ様子がわからないという方も多いのではないかと思われます。
ということで、2002年に出版された Tioga Tramps: Day Hikes in the Tioga Pass Region
という本をご紹介します。著者はリタイアのあとGrovelandに移り住んでおられるO’Neill夫妻です。
本は白黒刷り、140ページほどのソフトカバー製本です。30枚弱の写真と6つの手書き地図を使い
Tioga 料金所を中心に北はNorth Peakから南はKuna Peakまでの地域の50近い
ハイキングコースについて書かれています(勿論Danaも入っています)。
オントレイルのハイクだけでなく、クロスカントリーハイキングもかなりカバーしています。
数日をかけて一帯を探索したい方にはお勧めの一冊です。
アマゾンから$13.95で購入できます。

Guidebook to Yosemite

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著者のSteven P. MedleyさんはYosemite Associationの会長。このガイドブックは改訂と版を重ねて、もっとも信頼できるものといってもいいでしょう。この改訂4版からはフルカラーになっています。






オンラインストアからも購入可能できます。

こどもと行くヨセミテ


ル・コンテ記念館で遊ぶ 1997.9
夏休みシーズンは小さな子どもたちを連れたひとたちも多い。ホテル・ロッジ泊の家族、キャンビングの家族、お金のかけ方や過ごし方はそれぞれだ。ヨセミテは子どもたちから、年輩の方まであらゆる世代の人が楽しめる、そして大自然に触れることができるすばらしいところだ。ぜひあなたのこどもたちも連れていってあげてほしい。
ハイキング、サイクリング、ローラースケート、水あそび…、ハーフドームに登る強者のこどもたちもいる。うちのこどもたち(当時7歳と4歳)もヴァーナル滝までのハイキングトレイルを楽しんだ。
国立公園局では、夏休みシーズンは”YOSEMITE GUIDE”でも1ページをこども向けガイドにあて、子どもや家族対象のレンジャープログラムを行っている。
公園内のバスツアーなども子どもが参加しても問題ないし、楽しめると思う。ただし乗馬ツアーについては体格や経験等の問題があるのでツアーデスクで尋ねて欲しい。
ハッピーアイルネイチャーセンターは、子どもむけにヨセミテの自然について、楽しく学べる工夫のされたミュージアムだ。「展示物にさわっちゃいけない」ではなく「Hands On〜実際に手をふれ、子ども自身がアクションしながら学んでいく」考え方でつくられている。またここには小さなブックストアがあり、とくにこども向けの絵本や塗り絵などのワークブック類が充実している。
ル・コンテ記念館はシエラクラブのビジターセンターだが、ここにも小さなこども文庫があって、絵本類のほか、パズルやパペット類などがあって楽しく遊べる。(写真)
Kids Shop〜こども向けのギフトショップはヨセミテビレッジのDegnan’s Deliの1階にある。おもちゃ、動物ぬいぐるみ、絵本、パズル、衣類などもある。ここも訪ねてみよう。こどもにお土産を買って帰る必要のある方もどうぞ。(うちの子はここで巨大な「蚊」のぬいぐるみを買った。何という奴!)

National Park Store in San Francisco


 ヨセミテに出かける前、あるいは帰ってきた後、サンフランシスコで時間があったら、ぜひこのお店に立ち寄ってみよう。場所はフィッシャーマンズワーフにあるショッピングモール「Pier39」の中、2F西側にある。
 ヨセミテはもちろんのこと、ベイエリア周辺の国立公園局管理下にある国立公園、記念物や全米の国立公園などに関する図書、ガイド、地図、写真集、自然図鑑、ピクチャーカードや玩具、Tシャツ、カレンダー、CDなどが充実している。
 ヨセミテに行く前なら、ガイドや地図などを仕入れて予習。帰ってきた後なら、買い忘れたヨセミテ土産、また他のナショナルパーク情報を仕入れに行くなど活用法はいろいろだ。(写真はNational Park Store店内風景)