ハーフドームのワイヤーケーブルは6/16に張られると発表されました。
「ハイキング」カテゴリーアーカイブ
トレイル状況
NPSによるトレイル状況がアップされていました。
主な情報は
ヴァーナル/ネヴァダ滝トレイル ○
ハーフドーム頂上のワイヤー+ステップ作業はメモリアル・デー(5月最終月曜)を目標
4マイルトレイル 下部の2マイルまでオープン(未だ途中まで)
ミラーレイクループ 一部作業区間あり
ヨセミテ滝トレイル ○
それから公園内各地のトレイルで雪解け水で川の水位が上昇している(とくに今年は多い)ので、渡河するのが危険な箇所が多数あるようです。ご注意を。
Lembert Dome
Tuolumne MeadowsのシンボルともいえるLembert Domeです。このドームの上からは、Tuolumne Meadowsとその一帯の山々の景観を楽しむことができます。半日ほど時間がとれるならば、ぜひ行きたいハイキングスポットです。ドームの麓(左赤○)、もしくはTuolumne Meadows Lodgeそばの駐車場(右赤○)に車を止めて、トレイルを登っていきます。岩場登りに自信のある方ならば、駐車場から見て右の斜面を、頂上を目指しジグザグに登っていくルートも考えられます(かなり危険ですのでご注意)。
Hiking Information: 片道1.4マイル(左側からのトレイル使用の場合)、高度差約300m
Tuolumne Meadows
Olmsted Point、Tenaya Lakeを越え、ドーム群が聳えるTioga Roadを東に進んでいくと、突然樹林帯をぬけTuolumne Meadowsが目の前に広がります(最初の赤○)。赤い三角形のMt. DanaやMt. Gibbs、白いMammoth Peakが真正面に聳えて見えます。道路沿いの北側には駐車場があり、すぐそばのPothole Domeへの散策に便利です。そこから0.5マイルほど進むと、道路際にたくさん車が止まっているところ(二番目○)が出てきます。ここはヨセミテ渓谷から始まるJohn Muir Trail(JMT)がTioga Roadに交差するところです。JMTを南下し、Cathedral Lakes(△:下左側)やBudd lake(△:下左から二番目)をハイキングする時のトレイルヘッドがこのあたりです。メドウ沿いの道路を1.5マイルほど走ると、Tuolumne MeadowsのCampground付近(三番目○)に着きます。ここには簡単な食事をするところや、店があります(シーズン中の駐車場は、かなり混みます)。この道はスピード違反の取締りが頻繁に行われているので、注意が必要です。Lembert Dome(すぐそばの△)付近の散策には、その麓の駐車場(四番目○)に車を止めることになります。ここでは一日いっぱい時間をとって、Glen Aulin(左上△)やCathedral Lakes-Budd Lake付近をはじめ、周辺のハイキングをお勧めします。道路付近からでは見ることのできない、すばらしい景色が楽しめます。
Yosemite Falls Trail
落ち口で飛沫をかぶりつつ感じるヨセミテフォールの水のエネルギーには
圧倒されるものがあります。しかしながら自らのエネルギーを使って1,000メートル
(3,000ft.)近く登った後に見下ろす滝と渓谷もまたすばらしいものです(往復8マイル強)。
トレイルヘッドはCamp 4の横にあります。樹林帯の中のスイッチバックを
700ft.ほど登ったあとトレイルは崖沿いに東に向きを変え、Columbia Rockに到達します
(ここまで1000ft.強の登り)。Half DomeとNorth Domeが並んだ写真を撮れるポイントです。
緩い上り下りのあるトレイルを斜面に沿って北東に進んでいくと、突然Upper Yosemite Fallsが
視界に入ってきます。滝のすぐそばの樹林帯まで来ると霧状の飛沫をかぶり始めます。
このあたりでHalf Domeと滝を一緒にビューファインダーに収めることが可能となります。
いよいよ後半の急登が始まります。すぐに滝は見えなくなり、石を積んで作られた
トレイルをのぼっていきます。石はトレイルのポピュラーさゆえ、
かなり磨かれて滑りやすくなっているので、足運び(特に下り)には十分注意が必要です。
リムの樹林帯が近づいてくると1,500ft.の辛い登りもおしまいです。
トレイルサインのある分岐点が出てきますのでそこで右折、小さな尾根と
Yosemite Creekを越え、Yosemite Pointを目指します(300ft.強ほどの高度差があります)。
まさに崖縁に手摺があり、そこからすばらしい高度感、景色、そして達成感を味わえます。
Four-Mile Trail
ヨセミテバレーからグレイシャーポイント(GP)へ一気に上がる
標高差約1,000メートル(3,200ft.)、距離4.6マイルのトレイルです。
バレーからの往復、GPへ車で行った帰りに下る、パノラマトレイルへと連結した
ループハイク等と色々な歩き方が考えられます。いずれにしても
グレイシャーポイントでの一日を更に印象深いものとしてくれるでしょう。
トレイルヘッドは、センチネルビーチ・ピクニックエリアの向かい側
付近にあります。かなり開けた広場状のところです。
最初は緩やかなトレイルですが、やがて斜面は急になりスイッチバックが
はじまり、ぐんぐん高度を上げていきます。
このあたりで既に2,000ft.ほど上りました。El CapitanやYosemite Fallsが
よく見えます。ひとつ尾根を回り込み、ひたすら登っていきます。
再び西向きの斜面に戻ると傾斜が緩くなりはじめますが、
スイッチバックは依然続きます。突然急な斜面を横断するところが出てきます。
ここまでくればもう上りは99%終わりです。林の中の平らなトレイルを進んでいくと、
グレイシャーポイントの展望台近くに着きます。
ここで、まだ余裕のある方は更に1,000ft.ほど登り、センチネルドーム[赤]に
行かれることをお勧めします。
地図の掲載にあたっては投稿者がTopo!社からの許可を得ました。
Half Dome登山の今シーズン最終日
すでにすやまさんからコメントがついていますが、ハーフドームの頂上へのワイヤーケーブル+ステップは10月13日に撤去されます。今シーズンの登山は前日12日までとなります。
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The Half Dome cables are scheduled to be taken down for the season on Wednesday, 10/13.
In the event of inclement weather forecasted (major winter storm) prior to 10/13, the cables will be taken down before the storm reaches Yosemite.? This action is necessary for the safety of the crew taking the cables down.? (J. Lopez – 9/24/04)
John Muir trail補修のため一時閉鎖
10/4-11/10午後まで、ハッピーアイルからヴァーナル滝下の橋までの間でトレイル補修工事が行われます。(月から木、7am-5pm、10/11コロンバスデイ祝日を除く)
作業時間以外は通行可能。また迂回路として「ホーストレイル」(普段は馬専用の道)が提供されます。
(筆者注「ミストトレイル」も通行可能です。)
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Beginning October? 4, 2004 and ending the afternoon of November 10, 2004 a detour will be in effect on the John Muir trail between Happy Isles and the base of Vernal Falls Bridge. This section of trail will be closed for repairs between 7:00 A.M. and 5:00 P.M. Monday through Thursday (except Columbus Day). This section of trail will be open to the public during non-working hours. Hikers will be rerouted to the “Horse Trail”, with several informational and instructional signs. (E. Anders – 9/17/04)
ハーフドーム・バーチャルハイキング
ハーフドームを地図上で登ってみます。Happy Islesのトレイルヘッド(左端)から
12のスポット(下線に対応)を赤丸でプロットしました。
標高はトレイルヘッドが約4,000ft..ハーフドームは約8500ft.です。ルート(黄線)はMistトレイルを経由します。
1トレイルヘッドには大きなトレイルサインがあり、HDまで8.2マイルと書かれています。
2. 舗装されたトレイルを進んでいき、Merced川にかかる大きな橋を渡ります。
奥にはVernal Fallが見えています。
3. Mistトレイルを登っていくと、水の多い時期はこのあたりからしぶきをかぶりはじめます。
4. 滝の右横の岩壁に穿たれた階段状の道を登ると、Vernal Fallの落ち口に出ます。
5. 川沿いに進むと、やがて二つめの橋が出てきます。これを渡り対岸へ。
しばらく平らな林の中を進むとやがてNevada Fallが見えてきます。
6. その左横の急なつづら折れを上るとトイレのある休憩所に尽きます。ここまでで時間にすると
約1/3弱を歩きました。
7. 平らなLittle Yosemite Valleyに入ると最初の分岐が出てきます。ここは左に進みます。
HDの南東壁が左手にそびえています。
8. いよいよここから後半の上りが始まります。
9. ここでHDトレイルはJohn Muirトレイルから分岐します。行程の2/3ほど終了。
Clouds Restへ登る場合はJMTを使います。
10. 樹林帯はここで終わり、急な岩場のトレイルの上りが始まります。少し気を引き締めて上りましょう。
11.最後のケーブル。手袋を着用。落としそうなものはちゃんとパックにしまいこみます。
12.ついに頂上。Valleyの覗き込みは注意して!
地図の掲載にあたっては投稿者がTopo!社からの許可を得ました。
Echo Ridge
Cathedral PeakやUnicorn Peakといった尖峰に目を奪われてしまいついつい
見逃してしまう山です。しかしながらTuolume Meadows付近での最高峰であり、
その頂上からの360度の景色は必見です。アプローチもかなり短く、
余裕の日帰り登山ができます。
【標高】11,168ft
【ルート】西稜ルート:2級。
Budd LakeからEcho Peak群とEcho Ridgeの間の鞍部に登り、西稜を辿って上る。
(「The High Sierra」 R.J. Secor著より)。
【コメント】Tioga Road沿いのCathedral Pass トレイルヘッドからJMTを南に0.5Kmも進むと
Budd Lakeトレイルの分岐点につきます(非公式トレイルなのでサインはありません)。
このトレイルを辿りBudd Lakeへ向かいます。Budd Lakeからはクロスカントリーで
Echo RidgeとEcho Peak群の間の鞍部を目指します。この上りはオレンジ色のザレ場で、
かなり踏み跡が残っています。鞍部からは稜線伝いに頂上を目指します。
最後の20〜30メートルほどがやや切り立っており少し緊張するかもしれませんが、
Mt. Hoffmannの岩場よりは傾斜も緩く簡単です。
【写真】Budd Lakeの北西300メートル付近から見た
Echo Ridge(左)とEcho Peak群(右)。鞍部はEcho Peak群のすぐ左横。