Lembert Dome

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Tuolumne MeadowsのシンボルともいえるLembert Domeです。このドームの上からは、Tuolumne Meadowsとその一帯の山々の景観を楽しむことができます。半日ほど時間がとれるならば、ぜひ行きたいハイキングスポットです。ドームの麓(左赤○)、もしくはTuolumne Meadows Lodgeそばの駐車場(右赤○)に車を止めて、トレイルを登っていきます。岩場登りに自信のある方ならば、駐車場から見て右の斜面を、頂上を目指しジグザグに登っていくルートも考えられます(かなり危険ですのでご注意)。
Hiking Information: 片道1.4マイル(左側からのトレイル使用の場合)、高度差約300m

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Tuolumne Meadows

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Olmsted Point、Tenaya Lakeを越え、ドーム群が聳えるTioga Roadを東に進んでいくと、突然樹林帯をぬけTuolumne Meadowsが目の前に広がります(最初の赤○)。赤い三角形のMt. DanaやMt. Gibbs、白いMammoth Peakが真正面に聳えて見えます。道路沿いの北側には駐車場があり、すぐそばのPothole Domeへの散策に便利です。そこから0.5マイルほど進むと、道路際にたくさん車が止まっているところ(二番目○)が出てきます。ここはヨセミテ渓谷から始まるJohn Muir Trail(JMT)がTioga Roadに交差するところです。JMTを南下し、Cathedral Lakes(△:下左側)やBudd lake(△:下左から二番目)をハイキングする時のトレイルヘッドがこのあたりです。メドウ沿いの道路を1.5マイルほど走ると、Tuolumne MeadowsのCampground付近(三番目○)に着きます。ここには簡単な食事をするところや、店があります(シーズン中の駐車場は、かなり混みます)。この道はスピード違反の取締りが頻繁に行われているので、注意が必要です。Lembert Dome(すぐそばの△)付近の散策には、その麓の駐車場(四番目○)に車を止めることになります。ここでは一日いっぱい時間をとって、Glen Aulin(左上△)やCathedral Lakes-Budd Lake付近をはじめ、周辺のハイキングをお勧めします。道路付近からでは見ることのできない、すばらしい景色が楽しめます。

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BBSでの話題: チエーン

チエーン
Q:冬にヨセミテ行こうと思っているのですが、この時期のヨセミテ公園の状況はどうでしょうか?
A:雪は天気にもよりますが、直近に降らない限り道路は大丈夫でしょう。降った場合は3月でも4月でもチェーン規制になります。高いところへ上ったり日陰になるトレイルには雪が残っているでしょう。
Q:4月の末あたりから5月にチエーンは必要でしょうか?
A:その時期に Valley で雪が降ることはほとんどありません。 また、標高の高い High Country や
Glacier Point の道路はまだ閉鎖中なのが普通です。チェーンは Mariposa などの途中の町でレンタルできますし、突然の降雪時にはチェーンの装着屋さんが現れて装着をヘルプしてくれます。
チェーンを持っていない場合は売ってもくれます。彼らの活動は冬限定かもしれませんが。
Q:ヨセミテに行くときタイヤチェーンはどこで借りれば良いのでしょうか?
A1:Mariposaはじめ140号ぞいの手前の街のガススタンド等でサインが出ています(120号は不明)。
A2: 昨年3月末にマリポサで借りました。
バーガーキングのところを左に曲がって少しのところにナパ(だったと思う)という店があります。
40ドルぐらいで借りて,返却すると25ドルぐらい返してもらったと思います。街道沿いのGSでも貸してもらえるようです。僕はマリポサのビジターセンターで,「どこで借りたらいいか?」 聞いたら説明してくれて地図もくれました。
『4月22日より一泊二日でヨセミテに行ってきました。雪の件ですが、雨は強かったものの夜でもまったく心配する必要もないくらいでした。(夜アイスバーンには注意とのことでしたが)140沿いMariposaという街にはGSが数件あってチェーンのレンタルができるみたいです。大きな垂れ幕で「チェーンレンタルあり」というのを見かけましたので簡単に見つかるかと思います。もし来年の冬、雪のシーズンにヨセミテに行かれる方は140沿いのGSでレンタルできるかと思います。帰りは120で帰りましたがGSはあったものの看板などでチェーンのレンタルという表示はありませんでした。140ルートが確実かと思われます。』 (TAKA – 2007/04/24(Tue) 23:32 No.522 )

John Muirの知名度

John Muirは実際のところ、アメリカで有名なのでしょうか?残念ながら知名度ランキングは見当たりません。そこでAmazonのセールスランキングをしらべてみました。
John Muir:
The Wild Muir: Twenty-Two of John Muir’s Greatest Adventures #172,134
Meditations of John Muir: Nature’s Temple #319,046
My First Summer in the Sierra #253,887
The Yosemite #285,395
John Muir: The Eight Wilderness Discovery Books #174,390
The Wilderness World of John Muir #60,446
かなり苦戦のようです。
ちなみにAnsel Adamsは以下のとおりです
The Camera (Ansel Adams Photography, Book 1)  #14,738
The Negative (Ansel Adams Photography, Book 2)  #7,398
Americas Wilderness: The Photographs of Ansel Adams  #23,522
Examples : The Making of 40 Photographs #6,651
今年はLewisとClarkに率いられた探検隊が、初めてアメリカ大陸を横断して太平洋に到達してから200年目に当たります。彼らに関する本は
Undaunted Courage: Meriwether Lewis Thomas Jefferson and the Opening of the American West #5,732
National Geographic Guide to the Lewis & Clark Trail #29,117
Lewis And Clark On The Trail Of Discovery : An Interactive History with Removable Artifacts (Lewis & Clark Expedition) #14,013
で、#1は
Harry Potter and the Half-Blood Prince (Book 6)でした。

Fresh Look At Yosemite

10年越し(計画から終了まで)のヨセミテ滝周辺の工事が終わったそうです。
San Jose Mercury Newsの一面記事になっています。
記事では http://www.yosemitefund.org を参考にしています。
工事費用の主な募金者:
$1.7M 入園料、連邦の基金
$1M  Sunset Magazinの(前)出版者Bill Lane
$1M Chevron Texaco(石油会社)
$1M  Mary Bell Floyd Memorial Fund
$500K ヨセミテライセンスプレートからの収益
SJ Mercuryのon-line版
Yosemite makeover
”In an effort to restore natural character, officials at Yosemite National Park have completed a $13.5 million renovation of the visitor areas around the base of Yosemite Falls.”

積雪量

現時点で平年より雪が多そうです。
5月末のTioga Road開通は微妙なところです。
The March 1st snow surveys showed that both the Merced River basin’s snowpack is 146% of average and the Tuolumne River basin’s snowpack is at 153% of average (water content) for this time of year

TuolumneとMerced水系

現在のヨセミテ国立公園は二つの水系で成り立っています。北はTuolumne、南はMercedです。この二つの川は西方に流れ、セントラルバレーでSan Joaquin川に合流します。この二つを分ける分水嶺は、地図上中央を東西にはしる太い緑線で示されています(赤線はTioga Road)。左側の黄色い○はHetch-Hetchy湖です。川を東に辿っていくと、Tuolumne大渓谷を抜け、Tuolumne Meadows(右側黄色○)にいたります。キャンプ場そばを流れる川のー水源は、公園最高峰のMt. Lyell(白△)にあります。一方、ヨセミテ渓谷(赤○)はMerced水系に属します。Mt. Hoffmann(赤△)も同水系に属し、その北側の水はYosemite Creekを伝い、Yosemite Fallsから渓谷に放出されます。Tenaya Lakeの水もヨセミテ渓谷へと流れ込んでいます。意外と気づきませんがCrane Flat(白○)のすぐ横を分水嶺が走っています。

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「ヨセミテ」の語源

1851年、マリポサ大隊のBunnellによって命名[1]された「ヨセミテ渓谷」ですが、Daniel E. Anserson氏が「ヨセミテ」の語源について、簡潔な紹介記事を書いています[2]。 それによると 「ヨセミテ」はミウォーク(Miwok)族により、ヨセミテ渓谷に住むインディアンを指して使われていた言葉とのことです。その意味は”those who kill”(註:日本語では「殺し屋たち」という意味でしょうか)。「ヨセミテ」の”yos”は「to kill」、”e”は「one who」、そして複数形をさす”meti”の三つの部分に分解されるようです(註:細かい事ですが、”Yosemite”ではなく”Yosemeti”を使い、それを3つに分解しています)。ヨセミテ渓谷を取り囲むインデアンの部族は、彼らを恐れ、そう呼んでいたようです。テナヤを酋長とするヨセミテ族はシエラの東側のモノ・パイユート族を含むいくつかの部族から成り立っていました。パイユートは伝統的に平和的なミウォーク族の敵でした。 さて、ヨセミテ族はヨセミテ渓谷を”Awooni”(アワ二ー)と呼んでおり、それは gaping mouth (註:gapping は「裂ける」、「ぎざぎざになる」)を意味しています。また、そこに住む自分たちを”Ah-wah-ne-chee”(アワニーの住人)と呼んでいました。もともとは渓谷内の最大の村(ヨセミテ滝の南東にあった)を指していましたが、後に渓谷全体を指すようになりました。マリポサ大隊の指揮官Savageは、酋長テナヤが説明しようとしたアワニーの意味を取り違えたとBunnellは述べています[3]。Bunnell自身はヨセミテを”Grizzly Bear”の意味だと書いてていますが、これもまたSavageによる間違いだったようで、”isimati”というMiwokの「熊」を”yosemite”と聞き違えたようです[4,5]。

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Half Dome初登頂:1875年

”The Yosemite Book”(1869年版)でWhitneyに登頂不可能(”rising to the height of 4,737 feet above the Valley, perfectly inaccessible, being probably the only one of all the prominent points about the Yosemite which never has been, and never will be trodden by human foot.”)と言わしめたハーフドームでしたが、その初登は意外にも早くやってきました。以下はMuirの文[1,2]にもとづく初登の記録です。 
 バレーの住人John Conwayは、岩登りの得意な自分の子供たちをHalf Domeに向かわせます。鉄釘を岩の割れ目に打ち込み、それにロープを固定しつつ最後の斜面(現在のケーブルルート、斜度46度)を登らせるつもりでした。子供たちは300フィートの高さまで達しましたがそこから先は岩にドリルで穴を開けない限り突破できないことがわかります。そこでConwayは、子供たちに撤退を命じます。その数年後(1875年)、同じバレーの住人George C. Andersonは、彼らが残したロープを辿り、最高到達地点まで達します。そこからは、5〜6フィート間隔で岩にドリルで穴を穿ち、ボルトを打ち込んでいきました。ボルトはロープの固定と足がかりとして使われます。そして数日後(10月12日)、ついに頂上に達しました。Mt. Shasta[3]の旅から帰ってきたばかりのMuirは、11月10日に第9登[4]を果たしました。面白い事に、切れおちている崖による視覚への影響のせいか、ドームの上から見る渓谷の眺めは、そこより低い場所に比べて劣ると書いています。また彼らしく、頂上にある植物の事が書かれています。
 Muir本人としてはHalf Domeが手付かずの状態であってほしかったようですが(”For my part I should prefer leaving it in pure wilderness…”)、1919年にシエラクラブによって600フィートのジグザグの階段状トレイルが前衛のドームに、最後の部分には800フィートの長さの2本のケーブルが恒久的に建設されることになります[5]。

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