前期科目の広島修道大学人間環境学部「環境教育論」15回が今日で終了しました。今年度で退職しますので、今日が最終でした。
(後期には、発展科目の「環境教育プランニング」があります)
私がこの科目を担当するのは2000年の同志社女子大学生活科学部「環境教育論」から始まり、平安女学院大学生活環境学部「環境共育(環境ワーク)」、日本福祉大学「環境と開発」、同志社大学大学院総合政策科学研究科「地域環境教育論」(ここだけ、大学院なので少人数)を経て、現在の大学に至りますので、途切れず26年間担当してきたことになります。
どの大学でも大教室での科目で、だいたい80から130名くらいの受講者がいたわけですので、累計すると3,000人くらいの学生が受講したのかなと推定します。また当初の学生たちはもう40代後半になっているわけです。そのころはまだ環境意識も乏しいなか、初めて環境のトピックに触れる学生もいたわけですが、今の学生たちは小学校でも中学校でもなんらかの環境学習の体験をして大人になってきていますので、その点はずいぶん変わってきたなと思っています。
15回の内容は少しづつ替わってきましたが、今年のが最終形ということになりますので、授業計画を記しておきます。
授業の題目 環境教育論 Environmental Education
学修の概要 「環境教育」は知識や教養の習得に終始することなく、環境とそれにかかわる問題へのセンスやマインドを身につけ、「持続可能な社会づくり」への参加と行動をもとめる新しい教育実践である。この授業では環境教育のさまざまな実践現場について取り上げ、その全体像について紹介する。またこの講義の受講を通じて一人ひとりが「人・自然・社会をつなぎ直す」人間となることを願っている。
【実務経験内容:担当者は1993年に環境教育の専門事務所「環境共育事務所カラーズ」を開業し、環境教育の現場の企画、パートナーシップ創出、実施に関わってきた。】
学修の到達目標 「環境教育」とは何かを理解し、またその教育実践について具体的に示し、それらの意義について論じることができるようになること。
授業計画
第1回 【4/10】ガイダンスとイントロダグション
環境教育ならびに本科目の概要について知る
第2回 【4/17】環境教育の目的・歴史・射程・理念
環境教育が求められてきた背景、環境教育の特徴やめざすものについて知る
第3回 【4/24】自然体験活動と環境教育①
自然体験活動とは何か、実践とその意義について知る
第4回 【5/1】自然体験活動と環境教育②
レイチェル・カーソンの著作から、その意義について知る
第5回 【5/8】家庭生活と環境教育①
「エコチェック」を通じて自分の生活を環境面から検証する
第6回 【5/15】家庭生活と環境教育②
「グリーンコンシューマー」の取り組みについて知る
第7回 【5/22】まちづくりと環境教育①
ドイツの環境都市の取り組みを知る
第8回 【5/29】まちづくりと環境教育②
日本の環境まちづくりの事例について知る
【オンライン授業】
第9回 【6/5】「自然学校」における環境教育実践
「自然学校」とは何か、実践とその意義について知る
第10回 【6/12】「もりのようちえん」における環境教育実践
「もりのようちえん・里山保育」とは何か、実践とその意義について知る
第11回 【6/19】学校教育における環境教育
学校教育における環境教育の位置付け、実践について知る
第12回 【6/26】現代における公害教育の動向と意義
「公害教育」とは何か、その歩みと意義について知る
第13回 【7/3】地球系環境教育を考える
アマゾン源流地帯の先住民の暮らしから、あらためて地球との関わりを考える
【オンライン授業】
第14回 【7/10】災害多発とCOVID-19の時代における環境教育
気候変動と気象災害にどのように対応するかを考える
第15回 【7/17】まとめ・これからの環境教育
本科目の内容のまとめを行い、いまの時代における環境教育の使命と可能性について考える
