YA Field Seminarsのこの冬〜春のコースのカタログがアップされています。
来年5月にはヨセミテ国立公園と姉妹提携を結んだ中国の黄山国立公園へのエコツアーが募集されています。
Badger Pass Snow Conditions:
DATE: Friday, December 28, 2007
BASE DEPTH: 22 - 34 inches
NEW SNOW (last 24 hours): 1"
SURFACE CONDITIONS: Powder/Packed Powder
FORECAST: Chance snow
TEMPS: Highs in the upper - 20s. Lows in teens.
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Badger Pass is open. Food Service opens at 8:00 a.m.; Tickets, Rentals, Ski and Snowboard School, and Cross-Country
8:30 a.m.; Lifts and Sport Shop 9:00 a.m. For the most up to date snow conditions call 372-1000. (A. Catamec - 12/19/07)
昨日(現地時間3月17日/土曜日)、Yosemite Association(Y.A.)が主催するOutdoor Adventureの「DEWEY POINT SNOWSHOE TREK」に参加してきました。今回のヨセミテ行のハイライト!。Badger Passスキー場を起点に、ヨセミテヴァレーを見下ろすDewey Pointまでの往復8マイルの雪上ハイキングです。
ヨセミテヴァレーはもうすっかり春の訪れでしたが、クルマで約30分Badger Passまで上がるとさすがに「まだ冬」という感じです。スキー場も4/1まで営業。
午前9時にここでガイドのKarenさん、そして私を含めて4名の参加者が集合。スノーシューを借りて出発です。
トレイルにはまだ数十センチくらいの積雪がありました。結構アップダウンがあり、スノーシューでも「健脚」クラスのコースです。またクロスカントリースキーヤーもたくさん入山していました。
天気は快晴で、運動量もありますから、ジャケットもフリースも脱いでしまいました。Tシャツになっている人もいました。
途中、何度も樹木や植物の観察、それからKarenによる自然解説があります。彼女はヨセミテには16年在住。Yosemite Instituteのインストラクターや夏の間はシーズナルレンジャーをするなど、経験豊富なナチュラリストです。
午後1時ようやくDEWEY POINTに到着。ここはエルキャピタンの真正面で、また遠くにはマウント・ホフマン、マウント・コネス、クラークレンジの山々が雪を頂いた姿を望めました。天気も最高でした。
今回初めて冬のアクティビティに参加しましたが、ヴァレーとは全く別の世界が広がっていました。
スノーシューやクロスカントリースキーをつけてトレイルに入るだけで、木々の様子、鳥のさえずり、遠くに望む景色などさまざまな自然の姿に出会い、またそのなかに自分がいるということのすばらしさを実感できます。
冬のまっただ中だと寒さで辛い日もあることでしょうが、3月の穏やかな天候の日はこうした活動に最適だと思います。
ツアーの詳細はこちら
DEWEY POINT SNOWSHOE TREK Saturday, March 17
March 17, at Badger Pass/ Instructor: Karen Amstutz / Camping included / Lodging reserved by not included
Yosemite naturalist Karen Amstutz is your guide for this snowshoe trip from Badger Pass to the dramatic edge of Yosemite Valley.
Winter natural history, rich photographic subjects, a physical adventure, and great company will fill your day.
Dress in layers, bring lunch, water and sun protection, and prepare for a delightfu trek to the wintry rim.
Moderately challenging, depending on snow conditions, 6 miles at 7200'
(The price for YA members is $70.)
6月は学年末ということもあり、学校団体(小学校〜高校)のヨセミテ宿泊学習が多いシーズンです。
こうした学校受け入れプログラムはNPSおよび民間非営利の教育組織「Yosemite Institute」が行っています。
NPSの内部報で来週(6/12-16)の受け入れ校8校が発表されていました。
This week (June12-June 16), YNP and Yosemite Institute will be hosting these fine schools:
El Rodeo School, Beverly Hills.
John Webster Elementary, Malibu.
Springview School, Huntington Beach.
Truckee Elementary, Truckee.
Longfellow Middle School, Berkeley.
Coldstream Alternative School, Kings Beach.
Ocean Charter School, Los Angeles.
Hawthorne High School, Hawthorne.
If you are a graduate of any of the schools or have any other connection to the school or neighborhood, and you have any interest in speaking informally with students from one of these schools, please contact John DiDiego at 379-9514 ext 12, or jdidiego@yni.org to arrange a time and place. (C. Hastings - 6/5/06)
雨が激しくなったらキャンセル、雪がたくさん降ったらキャンセルなので、滞在中必ずできる確証は得られないアイススケート。到着日は雨でできませんでしたが、翌日はぴか〜と晴れて、スケート日和。
週末は午前中にもセッションがありますが、平日は正午から、3セッション。
めちゃくちゃ大きなリンクではありませんが、小さすぎるほどでもなく、適度なサイズだと思います。
何より、ハーフドームを背後にしたシチュエーションが素晴らしい。
働いている若い青年らの趣味なのか、ずっとレゲエがBGMにかかっていて、ちょっと寒いアイススケートリンクで聞くボブ・マーリーっていうのも、クール。楽しかったです。
カリーヴィレッジのアイススケート場が今シーズンの営業を開始しました。
Curry Village: Ice Rink The Outdoor Ice Rink at Curry Village is open for the season.
Weekday hours: 3:30p.m. − 6 p.m. and 7 p.m. - 9:30 p.m.
Weekend and Holiday hours: 8:30 a.m. - 11 a.m., 12 noon - 2:30 p.m., 3:30 p.m. − 6 p.m. and 7p.m. - 9:30 p.m.
Rates per session are: Adults $6.00.Children $5.00.Skate rentals $3.25
So sharpen your skates or rent some from us and come join the fun where the ice is nice at the Outdoor Ice Rink at Curry Village!!! (MOT - 11/28/05)
他のナショナルパーク同様にYosemiteでもJunior Rangerプログラムが行われている。
Junior Rangerに認定される(レンジャーバッジをもらう)には、
- Junior Ranger プログラム(各場所で週に複数プログラム(1-2時間)が組まれている)に直接参加する
- Junior Ranger Handbook ($3.50)を入手し、手引きに沿ったアクティビティーを行う
(→http://www.nps.gov/yose/learn/jr.htm)
などの方法がある。
対象になるのは7〜12才のこども。
Horseback Riding
乗馬ツアーもヨセミテでの人気の活動のひとつです。
引き馬ではなく、ひとり一頭が与えられ、行列になって進みます。ガイドは先頭と後尾につきます。
夏はヨセミテヴァレー(シャトルバス「Stable」)、ワワナ、ツオロミーメドウズの3箇所で行っています。
ヴァレーからの2時間コースはミラーレイク周辺、半日コースはネヴァダ滝、一日コースはグレイシャーポイントが行き先です。
前日までに予約しておくのが望ましいでしょう。
「ヨセミテ・ヴァレーにて」
「Tuolumne Meadowsにて」
■料金その他(2005シーズン)
2-hour $51.00 Departs several times daily
half-day $67.00 Depart at 8:00 A.M. and 1:00 P.M
full-day $94.00 This ride is strenuous even for good riders
詳細はhttp://www.yosemitepark.comへ。Activitiesのコーナーを参照。
夏のTuolumne Meadowsのキャンプで、もっとも素晴らしいことを挙げるとすれば、「ランバートドームから夕陽が沈むのを観ること」だと思います。
麓のパーキングから、ドームの中腹あたりまでは数分で簡単に上れます。ただし、ここからは頂上にはアプローチできません。(クライマーは別。)
うっとりしながら、西の山に沈む夕陽を見送ります。
週に1回だけこの日没の時間に、ここで「Music Walk」あるいは「Music for Parks」というレンジャープログラムもあります。これは夕陽を眺めながらパークレンジャーのマーガレット・アイズラーによるフルートの演奏があります。これもまた格別の体験です。(「レンジャープログラムに参加しよう!」もご覧ください。)
Rafting, Raft Rental
ラフティングはカリービレッジで受付、オリエンテーションのあと自分たちでボートを川まで運びます。
ボート1艘につき大人2名以上で、子どもの同乗は体重50ポンド(約22キロ)以上が条件です。
ガイドは同乗しません。自分たちで勝手に行きます。急流はありません。のんびり、ゆったりといった感じです。途中のビーチで上陸してもかまいません。
センチネルビーチが終着点で、そこでボートと用具を返却し、カリービレッジまではバスで送ってくれます。
参考写真
■参加ルール
■料金表示
Discover Yosemite Family Program
レポート:川西 裕幸
2000年7月19日(水)午後に「Direcover Yosemite Family Program」に参加しました。国立公園局のページに開催スケジュールが載っていたので、事前にスケジュールすることができました。ただし予約は現地(あるいは電話) でしかできないので、Yosemite Valley ストアの裏にある Tourの看板のあるツアー デスクでチケットを購入しました。子供一人$10 で、親は無料です。
案内によると、「このハンズオンプログラムはYosemite Institute の ナチュラリストによって指導され、子供連れの家族に対して行われます。午前と午後に半日のセッションがカリービレッジから始まります。トピックスは地質学、池の学習、野生、ヨセミテ物語などです。ナチュラリストはグループの興味によってプログラムを選びます。参加定員は20名で、保護者の付き添いが必要です。子供一人あたり$10 保護者は無料です。 ツアーデスクで予約してください。 (559) 252-4848」
集合場所はカリー ビレッジのちょっと奥の、小さな舞台とベンチがたくさんある少し分かりにくい場所で、やはり近くのツアーデスクの人に聞いて連れて行ってもらいました。大人 5 人、子供 10 人くらいがすでに集まっていて、私達を入れて5 家族くらいでした。少し挨拶したあと、ナチュラリストを先頭にすぐに出発しました。まずカリービレッジからハッピーアイルに向かいます、途中でクマの糞を見つけて、Yosemiteのクマの話です。Yosemite Valley 内にも 80 頭くらいのクマがいるそうです、つかまったりすると、Valley外へヘリコプターで連れて行くと話していました。昔はクマを餌付けして飼っていた時代もあったそうです。
そこから Vernal Fall Footbridge まで登りましたが、午後の暑い時間ということもあり、8歳の息子も何とか登りきりましたが、かなり厳しかったようです。下ってからマセド川の日陰で川の生物を探そうということになり、みんな俄然張り切って、ナチュラリストから小さな網とトレイ(豆腐のパックみたいなやつ)を借りて、魚やら虫やらを水に入って探し始めました。1cm ほどの小さな魚や虫を見つけて楽しみました、暑い日でも水は冷たく、子供達も親も靴を脱ぎ水と戯れていました。
最後にインディアンの遺跡を見学しました、アメリカで遺跡を見るというのも珍しい体験でした。その時にはもう6 時になっていたので、バスでカリービレッジまで戻り終了となりました。4 時間というのは少し長いかもしれませんが(午前なら3 時間のコースもあり)、子供連れで Yosemite に行かれるのであれば、子供一人$10 という価格も格安で、Yosemite の自然のことも勉強できるし、お勧めだと思います。ただしナチュラリストは毎日Yosemite を歩いていることもありかなりの健脚です、いっしょに歩くのは小さい(小学校低学年以下の) 子供には難しいかもしれません。英語はあまりわからなくても(チケットを買って、集合場所までたどり着く程度できれば) 問題ないと思います。
このレンジャー、シェルトン・ジョンソンはヨセミテの名物レンジャーの一人。
クラリネットの演奏を交えてのリズミカルなトークに参加者はどんどん引き込まれていく。
ぜひ一度はレンジャープログラムに参加しよう。ヨセミテに限らず、ほとんどのアメリカの国立公園ではパークレンジャーによる無料の解説(インタープリテーション)プログラムが行われている。無料とはいっても、??らは国家公務員/プロの解説者(インタープリター)であるから、その内容は興味深く、たいへん質の高いものである。
インタープリテーション/インタープリターとは直訳すると「通訳」なのだが、この場合は英語から日本語への通訳という言語間の通訳ではなく、自然のなかのさまざまな営みの意味を人間が解釈できるように解説すること。つまり自然は人間の言葉を喋れないので、自然と人間をつなぐ「通訳」というわけだ。
レンジャープログラムに参加するには申し込みも、予備知識もなにも必要なく、情報紙"Yosemite Guide"に掲載されているスケジュール通りに集合場所にいくだけでいい。(一部には有料のもの、事前申し込みが必要なものもある。また「弁当持参」「暖かい服装で」と明記されているプログラムもあるので、ビジターセンターや"Yosemite Guide"で必ず確認必要。)1〜2時間程度のウォーク&トーク、日帰りハイキング、スライド&トーク、キャンプファイヤー&トーク、歌など形態もさまざま。またテーマも、動物、植物、地学、天体、歴史、先住民の文化、詩や音楽などさまざまである。これらはすべて英語なのだが、「英語は苦手でさっぱりわからない」という方も億劫がらずに一種のエンターテイメントと思って参加してみるといいだろう。
マーガレット・アイズラーも私の敬愛するレンジャーの一人。
彼女は以前オーケストラに在籍していたが、ヨセミテの大自然に惹かれてレンジャーとして働いている。
彼女の名物プログラムは夏にTuolumne Meadowsで日没時に行われる「Music Walk」で、
ランバートドームに登り、落ちる夕陽を眺めながらフルートの演奏と詩の朗読を行うものだ。
text by 河合佳代子 Kayoko Kawai
ヨセミテ国立公園は、米国カリフォルニア州にある全米でも最も人気のある国立公園の1つだ。
私はこのヨセミテ国立公園に11週間(1994年6月〜8月)インタープリテーション部の実習生として滞在し、レンジャーの人達の中で働く経験を持つことができた。
今回は実習生の立場から見たインタープリテーション・レンジャー(後はレンジャーと記す)の現場の様子の一部を報告する。
●レンジャーが大切にしているプログラム--公園ビジターの平均滞在時間は4.2時間!
ヨセミテ国立公園では入り口で「ヨセミテ ガイド」という公園案内の新聞を配っている。その中には「ビジターアクティビティー」のコーナーがあり、レンジャーがヨセミテ訪問者を対象に行っているプログラムの一覧が記載されている。しかしレンジャーが一番好きで、公園当局が最も重要視しているプログラムはがあるのだ。それは「ロビイング」、日本語に訳すと、うろうろと歩き回る(巡回)時間である。ロビイングの時間、レンジャーは、観光客の憧れの的である制服に身を包み、幅広のレンジャーハットをかぶり、バッグには無線、救急用具等の他にみんなが興味を持つようなちよっとした小物を持って出かける。行き先は人が多く集まる名所の滝や景勝地だ。
ヨセミテを訪れる年間約400万人のビジターの平均滞在時間は4.2時間(1993年夏)である。ほとんどの人はレンジャーのプログラムを体験する時間もなく通りすぎていっていまうのが実情だ。この状況の中でどうやってこのビジターと接するチャンスを作るか、が大変重要な問題である。
短い滞在時間の人々にヨセミテの素晴しい自然、歴史を知ってもらうと同時に現在ヨセミテで起こっている野性生物との人の問題、森林火災の状況、そして人間をも含めた[エコ・システム]についてを語る。これがレンジャーの仕事である。
●レンジャーのバックグランドはいろいろ
私が大変興味があったことの1つは「どういう人がレンジャーとして働いているのか」ということである。結果として感じたのは、女性が多い、白人が多い、そして学校での専攻も経歴も多種多様な人達ということだった。ここで数多いレンジャーの内3名を紹介する。
ジュリア
彼女はアメリカ先住民の血をひき20年程前まではこのヨセミテで家族共に生活をしていたというおばあさんだ。彼女のインタープリテーションはまさに彼女の人生そのもの。彼女の持つ生活文化を実際の作業を通して教えてくれる。ドングリを砕き、粉にして主食にしていたヨセミテの先住民のその作業を実際に行いながら彼女は野外展示を見て歩く人々に語かける。「私は手にハンドクリームはつけないわ。だってクリームの匂いが粉についてしまうもの。ほらドングリにはこんなに油分があるの。だからわたしの手は見て、スベスベよ。」
ジェフ
彼の視力は健常者の3%、先天的な弱視である。彼はビジターセンターにあるすべてのもの、ヨセミテにあるもの場所を暗記している。彼は夜のプログラムではスライドは使えない。彼自身スライドをみることができないからだ。彼は視聴覚器材を使うことなしに2時間、彼の豊富な経験、知識そしてウイットのきいた語りで人々を魅了しまう。天才である。
マーガレット
彼女は夏期だけの季節レンジャーだ。夏以外は彼女は本業のであるオーケストラの楽団員として活動している。彼女のプログラムにたくさんの説明はない。ただ彼女流の自然の見方を語り、後は彼女のフルートの演奏と詩の朗読そしてヨセミテの風景を眺めて歩く。彼女と心安らぐ美しい時間を過ごす、それが彼女のプログラムのなのである。
レンジャーになるための規約はない。しいていえば「自然に感動できそれを伝えていきたいと思う人」で「運が良い人」がレンジャーになれるのではないだろうか。
●これからの広がり
私が今回実習生として滞在できたのは前職場のキープ協会そしてヨセミテ・アソシエーションの会長スティーブン・メドレー氏にご協力いただいたおかげである。
このつながりが私だけで終わることの無いようにしていかなければならないと思う。そのために日本環境教育フォーラムなどが窓口になって実習生を希望する人を送り出していくことはできないだろうか。またこのような実習生の制度は、レンジャーを目指す若者にとって職業選択の意味でも大変有効である。現在日本各地にある環境教育の施設で実習生を受け入れていけるようになれば日本の環境教育の人材育成システムも広がって行くように感じている。