Amtrak/S.F.
サンフランシスコからヨセミテに行く方法のひとつにAmtrak(鉄道)を使う方法があります。
サンフランシスコ・フェリーターミナルビル南にあるAmtrakステーションです。
ここには鉄道はなく、ベイブリッジを渡った対岸にあるEmeryville駅への連絡バスが発着します。
建物の中にはチケットカウンター&手荷物預け、待合いロビーがあります。
自動券売機もあります。またフェリーターミナルビルとの位置関係はこんな感じ。
SAN FRANCISCO(SFC)
The Agricultural Building (1 block south of Ferry Building)
Embarcadero at Mission Street #118
AmtrakのWebサイト
http://www.amtrak.com
時刻表検索、予約には駅名にサンフランシスコ・フェリーターミナルは「SFC」、ヨセミテには「YOS」と入力してください。
【蛇足】
サンフランシスコ市内からではなく、サンフランシスコ国際空港からAmtrakに直接乗られる方は、Richmond(RIC)駅までBARTを使って行くと乗り換えが楽です。
また上記(SFC)のほか、サンフランシスコ市内には連絡バスの発着場が5ヶ所あります。
(チケットオフィスはありません)
San Francisco(SFF)
Financial District California at Drumm St. (Hyatt Regency Hotel)
San Francisco(SFM)
Moscone Center 747 Howard St.
San Francisco(SFP)
Caltrain Station 4th & Townsend
San Francisco(SFS)
Shopping Center 835 Market St. (Front of Macy's Furniture)
San Francisco(SFW)
Pier 39 - Bus Turnout(Near Fisherman's Wharf)
サンフランシスコ地区から、車ではなく、アムトラックを利用して
ヨセミテに行かれる方は、このエメリーヴィル駅に行くことになります。
サンフランシスコ・フェリー・プラザから接続バスに乗ると、
列車発車時刻の約30分前に、当駅に着きます。
サンフランシスコ・フェリープラザも、いろいろな店が揃っていて
時間をつぶすのにはもってこいですが、このエメリーヴィル駅の
周辺も、フード・コートや本屋、ワイン屋、その他モロモロがあり、
ぶらぶら散歩を楽しめます。
ただし、列車は、日本のように発車ベルが構内に響き渡るという
ことなく、す〜〜っと出ていきますのでご注意を。
サンフランシスコ市内発着1泊2日、2泊3日のコースがある。公園内のヨセミテロッジまたはアワニーホテル、もしくはEL PotalのYosemite View Lodgeの宿泊。はじめてのヨセミテ訪問で2〜3日の滞在日程で良ければこのツアーはもっとも手軽な現実的な選択でしょう。
2泊3日の場合のスケジュールは、1日目は朝8時にサンフランシスコ発。お昼すぎに到着し昼食。午後は渓谷付近をバスで周遊。2日目は完全フリー。3日目は午後出発なので午前中は渓谷内で過ごせるというスケジュール。(1泊2日の場合は中日のフリー日がなくなる。)3泊に延長もできるという情報もあるので、問い合わせてみてください。
また宿泊を自分で手配し、バスのみの往復(片道)送迎というのも受け入れてくれる。
問い合わせ:
California Parlor Car Tours
Cathedral Hill Hotel,1101 Van Ness Ave. San Francisco CA 94109
TEL.(415)474-7500 FAX.(415)673-1539
ホームページ(日本語あり)
■サンフランシスコまで
サンフランシスコへは成田発(JL、UA、NW)、関西発(UA)、中部発(UA)からのフライトがある。また成田−サンノゼ(サンフランシスコ空港から南に約50キロ)はアメリカン航空(AA)が飛んでいる。
その他ロスやシアトル、バンクーバー、ホノルル、インチョン(韓国)での乗り継ぎなども考えられるのでいろいろ検討してみてはいかが。
乗り継ぎがアメリカ国内の場合はそこで預け荷物が出てきて入国審査となり国内線乗り継ぎカウンターで再チェックインという煩わしいことが起きるので注意が必要。
レンタカーやAmtrakの場合は空港から直行すれば夕方もしくは夜にヨセミテに入ることも可能であるが、とくにレンタカー運転の方は無理せずにまずは途中で1泊したほうがいいだろう。
サンフランシスコ発ツアーバス等で行く方は翌日朝早くの出発なのでサンフランシスコ市内で宿泊の必要がある。
■Amtrak鉄道+連絡バスで入る。
オークランド(サンフランシスコから接続バスあり)からAmtrak鉄道でModest/Mercedで乗り継ぎヨセミテロッジまで接続するバスが1日2便ある。
列車は両側が水路というSan Joaquin Delta地帯を通り、このあたりの眺めは鉄道からのみ楽しめる。
●Amtrak社のページ(時刻表・料金情報あり。都市名と日付を入れて検索)
●YARTSのページ
マーセド・マリポーザからヨセミテへの乗り合いバスを運行しています。
このページもご参考に
Amtrak/S.F.
>Amtrak/Emeryville
■グレイハウンドバス+YARTSバスで入る。
サンフランシスコからMercedで乗り継ぎ、ヨセミテに入ることができる。
●グレイハウンド社のページ(時刻表・料金情報あり。都市名と日付を入れて検索。)
■マイカー/レンタカーで入る。
カリフォルニアやその周辺の州に在住の方は車で行かれることもあるだろう。
また日本からの旅行者もレンタカーでヨセミテに行くことができる。もちろん国際免許証+日本の運転免許証を持参。ヨセミテへの道路マップも入手しておこう。
それから、レンタカーはヨセミテまで順調にいっても4〜5時間自分で運転しなければならない。(関西からだと信州方面に行くのと同じ覚悟)必ず交替ドライバーを準備し、またベイエリア周辺で1泊してから、翌朝に出発するほうが安全。なにしろ10時間近いフライトの後なので無理は禁物。
カリフォルニアの道路法規では、後席も含めシートベルトの着用が義務づけられ、4歳以下の子どもにはチャイルドシートが必要。
冬期(11月〜4月)は降雪時にチェーン規制が行われる場合もあり、タイヤチェーンの用意が必要である。ヨセミテへの道は山岳ドライブなので、安全のことを考えると冬期の旅行者はなるべく鉄道やバスの利用をおすすめしたい。
●サンフランシスコからのクルマのルート1
ベイブリッジを渡りオークランドからHighway580でManteca方面に向かい、途中205、120に乗り換えるとそのままBig Oak Flatの公園入口ゲートに至る。(途中、道なりに108号Sonora方面に行ってしまわないように。右折するポイントがあるのでYosemite方面への標識に要注意)このルートはDon Pedroダム湖の景観がすばらしいが、そのあたりから上りの峠道が続き、パワーのないクルマはちょっと苦しいかも。
●サンフランシスコからのクルマのルート2
ベイブリッジを渡りオークランドからHighway580から132でModestoに向かい、99でMarced、140でMariposa、El Portalを経由してArch Rockの公園入口ゲートに至る。到着前にはマーセド川沿いの渓谷美が楽しめる。
●その他
ドライブルートのほとんどはセントラルバレーのなか。ここは広大な農業地帯で、ハイウェイ沿いにフルーツスタンドが点在している。休憩がてら柑橘類やチェリー、ブドウ、メロン、ドライフルーツ、とうもろこし(生食可)などを楽しんではいかが。
ハイウェイ120は公園内を横断しており、東ゲートのタイオガ峠(標高約3000m)を越えネヴァダやデスヴァレーの方面に行くことが出来る。ただしこの道路は積雪期(10月下旬〜5月中旬頃)には閉鎖されているのでこの時期に公園東部へのアクセスを考えておられる方は注意が必要である。
ハイウェイ41は公園南ゲートからのアクセスに使える。フレズノやマーセドを経由しての入園に使うことが出来る。
ヨセミテ国立公園内ではガソリンスタンドがCrane Flat,Wawona,Tuolmne Meadowsの3ヶ所にある。ヨセミテヴァレー内にはガソリンスタンドはないのでガス欠には要注意だ。ヴァレーに入る方は念のため先に一度給油しておいた方がいいだろう。ハイウェイ140ではEl Portal、ハイウェイ120はCrane Flat、ハイウェイ41ではWawonaが最後のガスステーションとなる。
公園ゲートでは入園料を支払う。渓谷の中は夏期はクルマが大混雑するので、今後入場者の最大ピーク時期には日帰り客のクルマは入園を制限されることもあるかもしれない。
混雑期は日帰り客用のパーキング、もしくは宿泊先にクルマを止め、その後はシャトルバスで動くことをおすすめする。
その他クルマでのヨセミテ行きに関しては巣山 崇さんの●Yosemite Monthlyに詳しいルートマップやコースタイム等があるので参照してみてはいかが。
レンタカーの予約〜借り出し、返却ほか注意事項などは、Cyakoさんのアメリカドライブの旅行記■Come on! Cyako's Roomなどを参照してみてはいかが。
■California Parlor Car Tours社のツアーバスに便乗する
California Parlor Car Tours社(日本語HPあり)では、サンフランシスコからヨセミテ渓谷への送迎のみも取り扱っている。
この会社のツアーについてはこのエントリーにも紹介しています。
■ロスアンゼルスからは?
ロスからはすこし時間がかかるが、サンフランシスコからと同じようにアムトラック、グレイハウンド、クルマ(約7時間)でアプローチできる。詳細は各交通機関のホームページで確認してみてほしい。
ヨセミテへの旅を予定されておられる方は、プランニングと宿泊施設への予約を早い目にしましょう。国立公園内のヨセミテロッジ、アワニーホテル、カリービレッジは1年前からの予約、同じく公園内のキャンプ場は4ヶ月前からの予約です。夏シーズンはすぐにいっぱいになっています。余裕をもって情報収集し、旅行プランをたてられることをおすすめします。
日本からヨセミテに行く場合、パッケージツアーから個人旅行までいくつかの方法があります。多くの方々の場合には、ヨセミテはサンフランシスコ周辺などと組み合わせたカリフォルニアへの旅の一部と考えられるのがふつうだと思います。
ヨセミテの多様な自然に触れ、体験するためには最低でも3〜4日の滞在(もしくはそれ以上)が必要だと思います。というのも、ハイキング、サイクリング、ドライブなど「まる1日を使っての活動」をするところにヨセミテの醍醐味があるからなのです。そうすると日帰りや1泊2日ではできませんから、2泊3日でようやくスタートラインという感じなのです。
バスツアー
まずバスツアーの「日帰り」や「1泊2日」はなるべく避けられることをお勧めします。某社のサンフランシスコからの日帰りツアーは朝6時30分出発、帰着は午後10時30分。それでも公園内での滞在時間は約3時間です。昼食をとってヨセミテ渓谷の巨岩群を「車窓から」眺めておしまいと思っていただいてもいいでしょう。退屈な移動時間が長い割にその甲斐がなく、これではバスで疲れにいくようなもの。これで「ヨセミテに行った」というのは悲しすぎますよね。またヨセミテ1泊2日のバスツアーも「行く日」と「帰る日」しかありませんので、自由に過ごせる時間はそう多くはありません。
■JTB USA社のツアーに参加する。
http://www.jtbusa.com/look/agency/index.asp
ヨセミテロッジもしくはアワニーホテル泊の1泊2日(延泊可)のバスツアーを行っています。
■California Parlor Car Tours社のツアーに参加する。
http://www.calpartours.com/cpctjp/
California Parlor Car Tours社(日本語HPあり)では、1泊2日と2泊3日のバスツアーを行っています。(冬季にはAmtrakと連絡バスになります。)
サンフランシスコからヨセミテ渓谷への送迎のみも取り扱っています。
自由旅行
最近では宿泊と交通を自分自身で手配する自由旅行の形でヨセミテを訪れる方も増えてきました。またアメリカではレンタカーのシステムが手軽で安価に利用できますので、滞在中や道中の行動範囲や活動の自由度が広がります。またキャンプを楽しみたい場合にはこの方法をおすすめします。ただし宿泊予約の難関を突破する必要がありますので、このサイト内の交通や宿泊、キャンプのページをご参考にしてください。
Yosemite AssociationのField Seminarに参加する
Yosemite Association(http://www.yosemite.org)は公園内での教育啓蒙活動、出版事業を行う非営利の会員制公益団体です。この団体が主催する宿泊型のセミナーが2月〜10月に行われています。だいたい3日間〜4日間の日程で、動植物、絵画、写真、バックパッキングなどさまざまなテーマでセミナーが行われ、セミナー受講者の宿泊予約は優先的に取り扱われます。現地集合ですのでヨセミテまでの足は各自で確保する必要があります。
Sierra ClubのOutingsに参加する
Sierra Club(http://www.sierraclub.org)はヨセミテでのジョン・ミューアの環境保護活動を母体に創設された世界初の環境保護NGOです。いまでも大自然へ出かける「アウティングス」は活動の柱のひとつです。詳細はホームページからどうぞ。