Don Pedro貯水湖を通り過ぎ、CA49との分岐(#1、Moccasinの発電所の前)を過ぎると、いよいよCA120号最初の峠道が始まります。最初の左カーブの手前ですぐ右折(#2)すると、旧道の「Old Priest’s Grade」を上ることになります。2マイルで高度差500メートルを稼ぐ、かなりの急坂です。上りきったところで、再びCA120号に合流します(#3)。120号本線は5マイル弱ほどの長さで、2倍以下の傾斜です。
ここを上りきれば、Grovelandまであと5マイル弱です。
地図の黄色地点から西を撮影。本線が反対側の斜面に見えています。ここを下るときは、Automaic車でもエンジンブレーキをお忘れなく。 ガードレールはありません。
「Old Priest's Grade」の補足記事です。
Sunset号(客車)
Oakdaleの町の中央付近に止まっている列車をみかけ、昔から気になっていました。時間があったので列車脇の駅(?)でパンフレットを手に入れました。それによると、これは1897年にできたSierra Railroadで、Sonora(CA108号沿い)とOakdaleを結んでおり、ディナートレインのサービスも行っているようです。
とりあえずWebアドレスは以下のとおりです: www.sierrarailroad.com
Webページの歴史のところを見ると、かなり有名な映画も撮影されたようです。
機関車Sierra号
Escalonは、MantecaとOakdaleの間にある小さな町です。
ヨセミテに向かい、線路を渡って数百メートルほど走ったところの左側に、コーヒー店があります。
名前はMissy's Espresso House。営業時間は平日5AM−5PM、週末は7:30AMから5PM。簡単なサンドイッチもおいてあり、少しばかり凝った内装になっています。エスプレッソの味はスターバックスくらいです。
”The grade that leads up from the town of Moccasin to Priest’s is a dilly, whether called by its earliest name, Moccasin Hill, Rattlesnake Hill, Big Oak Flat Hill or the more familiar “Old Priest’s Grade.” Somehow or another any vehicle traveling its stark contours must hoist itself 1575 feet in a matter of two miles.” −The Big Oak Flat Road (1955) by Irene D. Paden and Margaret E. Schlichtmann
Don Pedro貯水湖を通り過ぎ、Moccasinの発電所の横を過ぎると、いよいよCA120号最初の峠道が始まります。最初の左カーブのあとすぐ右折すると、旧道の「Old Priest’s Grade」を上ることになります。2マイルで高度差500メートルを稼ぐ、かなりの急坂です。上りきったところで、再びCA120号に合流します(写真)。ここまでくれば、冬のセントラルバレーの名物「霧」を抜け出し、雲海(霧海)を眺めることができます。
注意:以前にも話題になりましたが、この坂にはガードレールはなく、ところどころに花や十字架が飾ってあります。くれぐれも注意して走ってください。
120号ルートでYosemiteに向かうと、Oakdaleの町を過ぎて108号Sonora方面と分岐した先にChinese Campという小さな町があります。120号沿いにも数軒の民家が並んでいて、そのうちの一軒は庭先に着せ替え人形を置いて通行者を楽しませてくれています。人形の衣装は時事ネタを反映したものが多く、大統領選挙時には候補者になったり、ボンズの量産ホームランが注目され始めたら彼になったり、スペースシャトル打ち上げ時には宇宙飛行士になったり、ほぼ毎週着替えています。上の写真は今年10月下旬のもので、ハロウィンを控えてウィッチに仮装しています。付近に停車する場所は無いので、今度はさて何になっているか、と予想しながら通りがてら鑑賞してください。線路を越えて材木置き場のすぐ先、ヨセミテ方向に向かって道路右手にあります。
Grovelandの町の西側、120号沿いにある写真、Outdoor aparrel、Outdoor書籍、コーヒー(エスプレッソ、ラテもあり)、苗木等を取り扱っている小さな店です。ビジネスモデルのはっきりしない店ですが、一度ぐらいは立ち寄ってみる価値はあるかも。
Oakdaleの町の南側にはチョコレートで有名なHershey'sがあります。そばを通るとかなり甘ったるいにおいがします。120号と108号の交差点の南東側にはVisitorセンターがあります。残念ながら、工場へのツアーはもうやっていないようです。ところでHershey'sの工場のすぐ横には、これまたアメリカで有名なHunt’s(ConAgra Foods)のケチャップ工場があります。秋になると120号を走るトマトを満載したトラックがよく見られるのはこのせいです。
ヨセミテまでの道中には、まともな珈琲屋はないとあきらめていましたが、最近STARBUCKS Coffeeを見つけました。ひとつはOakdaleの町にあります。120号が、町の中心で東に左折する交差点の、南西の角にあります(写真上。右側には交差点が写っています)。またMantecaの町のCA99号とCA120号の交差点の南西の角にもあります。
ヨセミテ国立公園東ゲート(タイオガ・パス)最寄りの街Lee ViningにあるMobil Gas Station。120号線と395号線のT字路をすこし上がった高台の上にあります。ここのレストランはなかなか美味しくて、地元でも評判です。
また駐車場には空中ブランコもあるという、不思議なガスステーションです。
120号線でヨセミテの手前にGrovelandという小さな街があります。開拓時代の雰囲気を残す街道筋の宿場町です。(西部劇のまちみたい)
ここで「Hotel Charlotte」を経営されているLynnさん & Victorさんからメールをいただきました。昨年の夏に前経営者から譲り受けられ、すこしずつ手を加えて最近開業されたそうです。レストランもあります。
WEBサイトでも紹介されていますが、このホテルにもユニークな歴史があるようですね。
Hotel Charlotteのサイト