toshiさんによって、東良三とミューアについての情報収集がされていますが、本日D大学の蔵書から東の著書を借りてきました。いずれも昭和20年代前半の出版物で、紙質、印刷の質も良くないですが、興味深いものです。
「アメリカ国立公園考」、「四十八州アメリカ風土誌」、「アメリカ大陸の探検時代(上・下)」の4冊です。
「四十八州アメリカ風土誌」「アメリカ大陸の探検時代(上・下)」ではミューアについての記述は見つかりませんでした。
「アメリカ国立公園考」にはミューアについての記述がたくさん出てきました。とりあえず列挙しておきます。詳しくはtoshiさんが本書入手のあと、書いてくださるのではと思います。
「アメリカ開拓史と国立公園」p.39- ジョン・ミューアの功績についての記述
「野外教室としての国立公園」p.49- 自然案内人としてのジョン・ミューア
「国家記念物の話」p.113- 「ミューア・ウッズ」命名にまつわる経緯の話
「マウント・レーニア」p.143- レーニア山「キャンプ・ミューア」命名の由来
「ヨセミテ」p.165- ミューアのヨセミテ渓谷氷河形成説、マリポサ巨木について、ミューアとルーズベルト大統領
「キングス・キャニョン」p.188 老樹林の救主ジョン・ミューア、国立公園編入(拡大)キャンペーン、ミューア・トレイル
「セコイア」p.197
「グランド・チートン」p.250 エノス・ミルスとジョン・ミューアの偶然の出会い
最後のエノス・ミルス(Enos Mills)ですが、Sierra Clubのウエブには以下のように書いてあります。Rocky Mountain NPの設立にかかわったようです。東がどの資料からMillsとMuirの関連を知ったのかが興味深いですね。
-Naturalist, writer, and founder of Rocky Mountain National Park.
-Mills met Muir when Mills was a young man and Muir was already an elder statesman; Mills was inspired to work for conservation and national parks largely because of Muir's influence.
-Muir wrote to Mills in 1913: "I shall always feel good when I look your way: for you are making good on a noble career. I glory in your success as a writer and lecturer and in saving God's parks for the welfare of humanity. Good luck and long life to you."
-Mills wrote to Muir in 1914, shortly before Muir's death: "I shall leave for Washington in a few days to help set things moving for the conservation of scenery.... As you well know, it is the work that you have done that has encouraged me... in the big work that I am planning to do. If you will push along another book or two these books will help the cause more than you can imagine."
とりあえず「アメリカ国立公園考」と「自然保護の父ジョン・ミューア」の二冊を入手できたので、読み終わり次第、報告します(未だ手元にはありませんが)。
Posted by: toshi : 2006年04月12日 23:28