Yosemite in Time
Mark Klett, Rebecca Solnit, Byron Wolfe
Trinity University Press(2005)
Eadweard James Muybridge、Carleton E. Watkins、Andel Adamsらが撮ったヨセミテの写真と、同じ場所で撮った現在の写真を並べ比べた写真集です(Rephotographyと呼ぶそうです)。写真の比較に終始することなく、昔の白黒写真をはめ込んだカラーの大パノラマ写真、ヨセミテで拾った小物の写真なども混ぜ、内容にアクセントをつけています。著者らによる三つのエッセイも含まれていて、主役である写真家Muybridgeのことや、Muir、Carr、LeConte、Asa Gray、Agassiz、Whitney、Clark、King、Darwin、Ansel Adams、マリポサ大隊、オバタに関連したことなどが、著者らのヨセミテでの体験と混ぜて書かれています。使われているWatkinsの写真はWhitney隊が測量をしていたころ、Muybridgeの写真はMuirがヨセミテの山々を歩き回っていたころに撮られたものです。Adamsの写真はセンチネルドームのJeffrey Pineを含め、5枚ほど使われています。同じようなRephotographyの本として、Tuolumne Meadowsを題材にした、Valeらの”Time and the Tuolumne Landscape”があります。
投稿者 toshi : 2006年01月12日 14:46これこれ、買わなあかんなと思っておりました。
今年訪問の折に購入いたします。
Posted by: にしむら : 2006年01月13日 01:15